物流効率化によるCO2排出量削減

日本製鉄は、年間約135億トンキロ1回の輸送機会ごとの積載数量(トン)×輸送距離(キロメートル)の合計。*1の鉄鋼製品・半製品を輸送していますが、従来からグループ内物流会社と共同で輸送効率の向上や燃費の改善などの物流効率化に取り組んでいます。

2022年度の物流部門トンキロ*1当たりの実績

輸送量万トン/年 百万トンキロ/年 (参考)
g-CO2/トンキロ
船舶 1,827
(57%)
12,195
(91%)
39
鉄道 6
(0%)
35
(0%)
25
トラック・トレーラー 1,424
(43%)
1,244
(9%)
211
合計 3,257
(100%)
13,474
(100%)

*1 トンキロ 1回の輸送機会毎の積載数量(トン)×輸送距離(キロメートル)の合計
参考の1トンキロ当たりのCO2排出量の数値は全業種平均値(国土交通省)

当社のモーダルシフト化率は
※国土交通省の定義による輸送量ベース

98%

当社は98%と高いモーダルシフト化率モーダルシフトとは、トラックから鉄道、船に輸送手段を替えること。モーダルシフト化率とは、500km以上の輸送のうち、鉄道または海運(フェリー含む)により運ばれている輸送量の割合(国土交通省の定義)。*2を維持しながら、船舶の大型化をはじめとした物流の効率化によるCO2排出量の削減に取り組んでいます。その一環として、リチウムイオン電池搭載型ハイブリッド貨物船「うたしま」(シップ・オブ・ザ・イヤー2019*3小型貨物船舶部門賞受賞)を導入しており、これまで当社貨物船7隻が、国土交通省「内航船省エネルギー格付制度」において最高ランクの格付けを取得しています。

 

また、新たに、国内原料の海上輸送において天然ガス専焼エンジンとバッテリのハイブリッド推進システムを搭載した運搬船を導入することを決めました。

当社は、今後も、各関係省庁および関係諸団体と連携し、海上輸送における温室効果ガス削減に向け、新たな代替燃料を活用した船舶の導入等、積極的な取り組みを進めていきます。

*2 モーダルシフト化率 モーダルシフトとは、トラックから鉄道、船に輸送手段を替えること。モーダルシフト化率とは、500km以上の輸送のうち、鉄道又は海運(フェリー含む)により運ばれている輸送量の割合(国土交通省の定義)。

*3(公社)日本船舶海洋工学会による表彰。

リチウムイオン電池搭載型ハイブリッド貨物船「うたしま」

リチウムイオン電池搭載型ハイブリッド貨物船
「うたしま」

サステナビリティ メニュー

サステナブルファイナンス