材料設計 × 加工プロセス

鉄の可能性は無限

お客様の多種多様なニーズに対して、きめ細やかな「材料設計」を実現
「鉄」を知りつくした日本製鉄だからこそ、「鉄」そのものを超えて、ものづくり一貫で熱処理や加工まで踏み込んだ加工プロセスに関する、様々なご提案も実現

日本製鉄の『材料設計』鉄が持つ特性・可能性を引き出すためには、「材料組織」をナノオーダーで制御することが必要
当社は世界最高水準の解析技術を駆使し、お客様の工程で、狙った特性が最大限に発現するよう、緻密な 「材料設計」をかたちにしている

究極の強度を実現

鉄は、結晶方向が揃うことで強度が増す素材
究極の強度を、「不純物を無害化する技術(介在物制御)」×「加工(伸線硬化)」で実現

POINT日本製鉄の高度な製鋼技術で、「中心偏析の抑制」、「介在物の制御」ができるからこそ

[介在物制御]製鋼二次精錬において、介在物を徹底的に除去および無害化

[伸線効果]

ダイスによる伸線
伸線加工歪み(パーライトラメラ間隔)と引張強さの関係

外側は強く・内側は軟らかく、相反する性能の両立を実現

表面は硬く・摩耗しにくく、かつ内部は衝撃が加わっても壊れない粘りがある、という2つの性能の両立を、「成分調整(クロム・モリブデンを適正化)」×「加工(焼入れ強化)」で実現

POINT部品の製造工程において、温度でどのように元素溶解して析出するかといった現象を把握できているからこそ

これらを活かした
ソリューション提案

熱処理技術

  • 最新鋭の試験熱処理設備とシミュレーション技術を駆使した熱処理歪み予測で、お客様に熱処理条件の提案も行います
    鋼材メーカーの強みである膨大な材料特性データを活用することにより、あらゆる鋼種の予測が可能です
  • 真空浸炭炉
    (試験設備)

  • 歯車の熱処理歪み解析事例