環境会計

環境会計の考え方

日本製鉄では、企業活動の指針として活用するために環境会計を導入し、環境保全にかかるコストと効果を把握しています。鉄鋼業は装置産業であり、集じん機などの環境対策設備を導入し、また生産設備の高効率化を図ることで、環境保全と省エネルギーを実現してきました。環境対策、省エネルギー対策、リサイクル対策の設備投資額と環境保全にかかる経費を合わせて環境保全コストとして把握しています。

環境保全コスト

当社の2019年度の環境保全コストは、設備投資額が139億円、環境保全にかかる経費が996億円となりました。環境対策、省エネ対策、リサイクル対策の設備投資の合計額は、設備投資総額の約5%に相当し、この内訳としては、製鉄所で発生する粉じん飛散防止対策、有視煙発生防止対策、異常排水や岸壁・護岸の漏水防止対策などの環境対策投資が117億円、加熱炉の高効率化や各製造工程における省エネルギー対策投資が22億円となっています。経費では、大気汚染防止コストが年間469億円、水質汚濁防止コストが146億円になりました。

環境対策累積投資額(単位:億円)

環境対策累積投資額

※棒グラフの上の数字は当該年度の投資額。
省エネ対策累積投資額(単位:億円)

省エネ対策累積投資額

※棒グラフの上の数字は当該年度の投資額。
環境対策累積投資額(単位:億円)
(単位:億円)

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項目 定義 2020年度
設備投資額 経費合計
環境対策コスト 大気汚染防止 集じん設備運転費、整備費、排ガス脱硫・脱硝処理、原料ヤード粉じん対策費用等 161 534
水質汚濁防止 製鉄所から外部に排出する排水処理に要する電力費、薬品代、整備費、作業費(循環使用水の処理にかかる費用は含まず) 9 113
地球温暖化対策コスト 省エネルギー対策 省エネルギー設備運転費、整備費 24 21
資源循環コスト 副産物・産業廃棄物処理 副産物・産業廃棄物の埋め立て、焼却、外部委託処理に要する費用 - 93
事業系一般廃棄物処理 事業系一般廃棄物の処分費用 - 6
管理活動コスト EMS構築、ISO14001認証取得 環境マネジメントシステム(EMS)の構築、維持管理に要する費用 - 0
環境負荷の監視・測定 大気、水質等、製鉄所でのモニタリングに要する費用 - 14
環境対策組織人件費 全社の環境担当専従者の人件費 - 28
研究開発コスト エコプロダクツ®開発 環境配慮型鉄鋼製品の研究開発費用(人件費も含む) - 71
製造段階の環境負荷低減開発 省エネルギー、副産物利用促進等の開発に要する費用(人件費も含む) - 61
社会活動コスト 工場内緑化 製鉄所内での緑地造成費用 - 26
環境団体支援、広告 環境広報、展示会への出展等に要する費用 - 1
その他環境コスト SOx賦課金 公害健康被害補償法に定められた健康被害予防事業への拠出金 - 43
合計 194 1,012
参考:当期利益(連結) -324

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