製鋼工程
製鋼工程は、製銑工程で製造された銑鉄を、溶銑予備処理、転炉、二次精錬および連続鋳造の4工程を通して、お客さまの品質要求に基づいた粘りのある強靭な鋼に変えていく工程です。できた中間素材は、用途に応じて形状が異なり、スラブ、ブルーム、ビレットとよばれます。
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製鋼工程
製鋼工程
溶銑予備処理
溶銑予備処理工程では、銑鉄中に含まれるリン、イオウなどの不純物を除去します。
転炉
転炉工程では、予備処理後の銑鉄と鉄くずを装入し、酸素を吹き込むことで炭素分を除去し、合金を加えて成分調整を行います。
![銑鉄の成分を調整して鋼にする転炉](/company/common_2021/images_2021/company/tour/process02_ph03.jpg)
銑鉄の成分を調整して鋼にする転炉
二次精錬
二次精錬工程では、高級鋼製造のためにさらにppmオーダーの水素、酸素、不純物などを除去します。
![二次精錬](/company/common_2021/images_2021/company/tour/process02_ph04.jpg)
二次精錬
連続鋳造
連続鋳造工程では、成分調整後の溶けた鋼を連続的に厚みのある鋼片に固めます。次の製造工程に応じて、板製品用にはスラブ、形鋼製品用にはブルーム、線材製品用にはビレットとよばれる中間素材が製造されます。
![溶けた鋼を連続的に厚みのある鋼片に固める連続鋳造機](/company/common_2021/images_2021/company/tour/process02_ph05.jpg)
溶けた鋼を連続的に厚みのある鋼片に固める連続鋳造機