PERSONTechnology

電気制御のプロとして
製鉄の進化に貢献する。

谷島 修平Shuhei Tanijima

職種

設備技術

東日本製鉄所 設備部 制御技術室(2016年入社)

ポジション担当

大学時代の専攻電気

電気設備の新設・改造を担い
工場の立ち上げにも参加。

製鉄プロセスには、電気制御も欠かせない技術のひとつです。私は入社以来、この領域に携わり、君津地区の製鉄所のさまざまな電気設備の新設・改造の計画と実行を担っています。加えて、新しい工場の立ち上げに参加する機会もあり、私も現在、君津地区で建設中のめっき工場の電気設備を担当しています。めっき工程では、鋼材を正確にハンドリングして処理を施していく複雑な制御が求められます。その機能をつかさどる電気設備を試運転して制御プログラムを検証し、問題があれば設備メーカーとともに改善を図っていく。自分が問題を解決することが新工場の立ち上げに直結するという、大きな責任とやりがいを感じながら仕事に取り組んでいます。

3年目で大規模な案件を
自ら主導して成し遂げる。

入社してまだ5年ほどですが、すでにこれまで大きな仕事をいくつも経験してきました。なかでも印象に残っているのは、3年目から手がけた、新製品を作るために必要な新規装置を工場に導入する大規模プロジェクト。装置導入にあたって高圧変電設備を新たに設け、また装置の制御方法も新たに設計しなければならないなど、電気制御技術者としてあらゆるスキルが求められ、かつ投資規模も過去担当したプロジェクトのなかでは最大でした。私にとってはたいへんチャレンジングな仕事でしたが、懸命に知恵を絞って設計し、徹底的にテストを重ねて無事に設備を稼働させることができ、このプロジェクトを成し遂げたことは大きな自信につながりました。

もっと自分の力を高め、
それを海外で活かしたい。

今後は電気制御技術を核に、設備のエンジニアリング、操業改善、メンテナンスに関する経験を積み、自分自身の幅をいっそう広げていきたいと考えています。一方、経験を重ねるにつれて、より高い視点から会社全体を見渡せるようになってきました。製鉄プロセスをさらに進化させ、より競争力の高い製品を生み出していくためには、組織間の連携をいっそう強化し、お互いの技術を理解して共有していくことが大切だと強く感じています。私も積極的に専門範囲外の分野に関わり、会社全体に影響を及ぼせる力をつけていきたい。そして将来は、その様にして身につけた力をもとに、海外に赴いて新たな工場の立ち上げを担うなど、グローバルで活躍できればと考えています。

Q&A

学生時代に学んでいたことは?

大学院では量子コンピュータについて研究していました。強い磁場の中で物質に電磁波を当てると特殊な信号が返ってくるという物理現象を使って量子コンピュータの計算機能を実現できないかというテーマに取り組んでいました。その研究を進めるための電磁波回路の開発や、それを使った実験に日々明け暮れていました。

入社の決め手は?

インターンシップに参加したことをきっかけに、エンジニアリングを通してスケールの大きなものづくりをしたいとこの業界を志し、なかでもトップ企業なら最もレベルの高い仕事に関われると考えて当社を選びました。

現在の仕事内容は?

電気制御に関する設備技術者として、老朽化した設備のリニューアル案件を担い、設備の構成や運転方案の設計などを手がけているほか、新設工場の立ち上げにも参加し、導入される電気設備の検証と改善にも取り組んでいます。

職場環境の特徴は?

就業のコアタイムがないフレックス制度が導入されており、ワークライフバランスをしっかり保って働ける環境です。また職場では若手・ベテラン問わず活発に意見交換が行われており、風通しの良い雰囲気であると感じます。

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2025年以降卒