PERSONBusiness

業界を牽引する、

企業として。

原料

大屋 淑子Toshiko Oya

原料第一部 原料企画室

ポジション:室長

1995年入社

1億トンの、
責任を果たすために。

鉄鉱石や石炭、金属類、そして輸送用の船舶。これらを競争力ある価格で安定調達することが原料部門の最大の使命となっています。購入規模は年間1億トンを超える。1ドルの価格変動が巨額の損益影響に繋がるという緊張感の中、日々、総勢85名のメンバーたちと一緒に「価格はどのように変動するか」「どう工夫して他社に優位な購買を実現するか」と操業状況を睨みながら知恵を出し合っています。その一方で、資源は掘れば掘るほど品質が落ちていくため、長期的な視点から「どんな品位の原料が足りなくなるのか」「何に投資していくべきか」「どのように組み合わせて使用していくべきか」を当社の操業現場のみならず鉱山会社等と共に検討することも原料部門の重要な役割のひとつになっています。

未来を見据え、
未来を切り開く。

一番印象に残っているのは、レアメタルの海外投資プロジェクト。当時、国内外複数社で海外の生産会社に投資することになり、私は金属担当として採算性評価や事業評価、法務リスクチェックなどを関係部門と共に検討にあたりました。大型投資を進めるにあたりすべての鋼材研究・製造技術の方にお話を伺って「いかに当社戦略商品の製造に必要不可欠な金属であるか」を分析。約1年かけて当社の事業運営において重要かつ必須となる投資案件をまとめていきました。このような日本製鉄の決断は一つ一つ大きな意味を持っていて今も昔も世界から注目されていますし、投資案件のみならず、「この選択がどんな社会的インパクトをもたらすのか」を常に意識して仕事に臨むようにしています。

時代とともに、
変わり続ける。

今、世界がめまぐるしい勢いで変化しています。これから先は人の価値観やライフスタイルも変わり、鉄に求められることもどんどん変わっていくでしょう。このような競争環境のなかで日本製鉄が存在感を示していくためには、今まで以上に世界の変化を長期的な視点で的確に捉え、柔軟に発想していけるような環境を生み出していかなければなりません。また意思決定の早期化にあたっては、すでに最適配船エンジンシステムなどの導入は進めているものの、複雑プロセスの操作の中には、まだ人間の思考や判断に頼る部分が残っていますし、今後はAIやディープラーニングなどのテクノロジーにも積極的に投資していく予定です。そして、次世代の社員たちがより創造的に働くための“時間”をもっと生み出していくよう考えています。

Q&A

学生時代に学んでいたことは?

大学時代は国際経済、特に東南アジアの経済発展について学んでいました。卒業後の進路としては、金融関係の企業の志望が一番多い学部ではありましたが、それぞれ色々な業界、色々な企業を受け、各分野で活躍しています。

入社の決め手は?

日本製鉄の面接では、自分を真正面から見てもらえたと思います。このときに「鉄は産業だけでなく、日常生活も支えている」と感じたこと、「私も先輩社員のように夢と誇りを持って働きたい」と思ったことが最終的な決め手になりました。

現在の仕事内容は?

原料部門における統括担当部門の室長を務めています。予算・実績管理を業務の柱として、営業・生産・技術・財務部門との連携や社内外からの依頼対応、部門内の内部統制管理やシステム開発の検討、教育プランの立案・実行などを担当しています。

職場環境の特徴は?

私自身も育児休暇を取得した経験があるのですが、復職するときもスムーズに仕事に戻ることができましたし、一人ひとりの人生を大切にしてくれる風土も当社の大きな魅力の一つになっていると思います。

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2025年以降卒