PERSONBusiness

今以上の、

製鉄所を目指して。

財務・経理(国内)

下条 幸Saki Shimojoh

東日本製鉄所 総務部 経理室

ポジション:担当

2015年入社

改善で、
競争力を生み出す。

経理のミッションは、製鉄所の収益を改善すること。私は東日本製鉄所の千葉県・君津地区で、製鉄所の“コンサルタント”として鋼材生産に関わる消費燃料・電力などの操業データを分析し、工場長や課長と一緒に最適な解決策について議論しています。今年、私が特に注力しているのは、最終的に自動車部品のボルトやナット、橋梁用のワイヤーなどに加工される『線材製品』のコスト削減。北日本製鉄所の拠点の一つである岩手県・釜石地区で生産している線材製品の母材は、君津地区から供給しているため、君津地区の収益を改善することはそのまま釜石地区のメリット、そして顧客のメリットを生み出すことにつながっているんです。どのようにして国際的な競争力を生み出すか。現在は君津地区・釜石地区の両地区で連携しながら、アイデアを模索する日々を過ごしています。

正しい価値を、
正しく世界へ。

新規拡販案件の原価調査も、経理の重要な仕事のひとつ。たとえば営業部門から「新しい鋼材を販売していきたい」という打診があった場合には、製造部門と一緒に製造原価を算出し、品質を担保しつつ製造原価をミニマム化できるような製造方法を検討します。競争力を生み出すために製造原価を抑える工夫は最大限行うものの、その一方で販売価格が適正でなければ当社の技術力を過小評価することになってしまいます。そこで、損益想定を作成し営業部門へ提示することもあるのですが、こうした原価調査を通じた営業活動のサポートの結果、その製品を通じて社会に貢献できることは経理の大きなやりがいになっていると思っています。

対話のなかに、
答えがある。

当社には、確かな技術力があります。しかし、停滞は衰退を意味しますし、常に「私たちの製品は、世の中のニーズと合致しているのか」という問いに真摯に向き合っていく必要があると思うんです。製鉄所の経理として、現状の改善、関係部門のサポートを行うなかで、そのニーズに応える努力をしなければなりません。大切なのは、関係者と対話をすること。たとえば技術者に製造工程の詳細をヒアリングしたり工程管理に出荷工程のネックを確認したりすることで改善策にたどりつくことも少なくありませんし、今後も現場とのコミュニケーションを大切にしながら私なりの“答え”を模索していければと考えています。

Q&A

学生時代に学んでいたことは?

大学時代は法学部で主に国際公法を学びました。関心領域は、子どもの権利。大学院の法学研究科に進学した後も、子どもの権利に関する条約の日本における執行状況について研究し、そもそもの生活水準の向上が権利の保障に重要ではないかという思いを強くしました。

入社の決め手は?

生活や産業の基礎に関わる仕事がしたいという想いが、鉄鋼業界に興味を持つようになったきっかけです。面談や工場見学などを通じて「ここであればスケールやインパクト、責任の大きな仕事ができる」と入社を決めました。

現在の仕事内容は?

私が担当しているのは、線材製品のコスト・収益管理及び改善策検討など。技術的な知識も必要になるため、各プロジェクトは現場の操業を管理している課長や、全体をマネジメントしている工場長と連携しながら進めています。また、メリハリある働き方を実現するため、業務効率化にも力を入れています。

職場環境の特徴は?

テレワークやフレックス制度の浸透などにより勤務形態の多様化が進んでいるため、物理的な距離があるなかでも支障なく業務を遂行できる環境や仕組みが当社には整っています。東日本製鉄所は20年4月に広域製鉄所としてスタートしましたが一体的な運営を円滑に行っています。私自身、テレワークなどを上手く活用。神奈川県から君津地区に通っていますが、柔軟な働き方を実現しています。

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2025年以降卒