woman career story

現在、現場の第一線で活躍している女性社員が、入社後にどんなキャリアを築いてきたかを公開いたします。実際に自分が入社してから「どんな出来事にぶつかり、どう解決していくか」を想像しながら読んでください。仕事面はもちろんプライベート面のこともお伝えするので、性別関係なく参考になるはずです!

プロフィール

課長2009年 入社

片山 いつかItsuka Katayama

プロフィール
ダイナミックさと、繊細さを併せ持つ鉄鋼業界に興味を持ち日本製鉄に入社。入社後は「工場長」を目指し、様々な業務を経験。最近はマネジメント業務が中心で人の成長が重要であることを実感。若手層の頑張っている姿と、人材育成を担い、底力を見せてくれているベテラン層の姿が今の仕事の活力に。
現在の仕事
熱延課の課長として約70名のメンバーを牽引。加熱工程、圧延工程、巻取工程と様々な工程がある中で、それぞれにある課題を見極め、解決策を立案し、改善のための挑戦を実行。自分のチームだけでなく、設備や操業技術、品質管理など様々なポジションのメンバーとも協業するため、マネジメント力を日々磨きながら奮闘。
片山いつかの全身写真
woman career story start

2008年、就職活動。大学院:工学部航空宇宙工学科

日本の産業を支える。
やりたいことを見つけ
モチベーションUP!

大学院時代は航空宇宙工学科に所属し、主に機械系(材料力学)の研究を行なっていました。宇宙開発に関する仕事にも興味を持ちましたが、就職活動を通し「幅広く日本の産業を支える仕事」に挑戦したいと感じ、生活に欠かせない鉄に興味を持ちました。工場見学をして、ダイナミックな設備と、それに似つかわしくなく緻密に制御している製造ラインを見て、「これはすごい!」と心が動き、日本製鉄に入社しました。

2009年、初期配属。所属:厚板部厚板技術室/操業技術

希望した業務内容に挑戦!
毎日楽しくてしょうがなかった。

新人の頃は、設備も操業方法も分からないことだらけ。上司や現場のオペレータに一から教えてもらいながら、一緒に課題を見つけ、解決に持っていけた仕事は、今でも記憶に残っています。「根本原因は何か」「対策することで悪影響は出ないか」など、色々なメンバーの知恵をいただき、現場に残る改善が出来ました。「現場の悩みに向き合い、それに答える仕事をすることが現場の実力向上に繋がっていく」という、操業技術の醍醐味を実感しました。

topics

尊敬していた女性の先輩に
相談していました。

尊敬している女性の先輩がいて、ご飯を食べに行く機会をつくっていただくなど、本当にお世話になりました。はじめの印象は仕事にバリバリ(笑)。ですが、話してみるとすごく柔らかい感じの雰囲気の人で親近感を感じながら相談などをしていました。

2015年、昇格。所属:厚板部厚板技術室/アシスタントマネージャー

マネジメント業務に苦戦。
しかし、気持ちを切り替え
新しい目標を掲げました!

今までは自分で決断し、自分で行動することで物事を解決してきた傾向が強かったですね。アシスタントマネージャーに求められるのは、一人で奮闘することではなく、チーム全員で結果を出すこと。なかなか自分の考えていることと、向き合っているメンバーの考えていることが合致せず、モヤモヤを抱えました。マネジメントの難しさ、奥深さを感じ、「一から学んで、頑張ろう!」と気持ちを切り替え、新しいスタートを切りました。

topics

2016年に結婚!仕事も、プライベートも
どちらも充実。

結婚しても仕事は続けたいと思っていましたし、夫も私の仕事に対して理解がありました。どのタイミングで実際に結婚をするかを悩んだ際は同期にも相談。同じ女性として活躍している同期もいるので、素直な気持ちを話せたのはよかったです。

2018年、異動。所属:生産技術部生産技術室/アシスタントマネージャー

全体を俯瞰し、コントロール。
仕事の内容が変わり、
働き方も変わりました。

厚板技術時代は、一つの工場だけの課題に取り組んでいましたが、生産技術となると、「上工程から下工程、出荷まで」の所内全体が業務範囲となります。関係先も一気に広がり、課題も複雑でとても大変でした。一方で、工場の操業管理に直接対応する事はなくなったので、業務の時間のコントロールはしやすくなりました。

2019年、昇格。所属:生産技術部生産技術室/マネージャー

マネージャーになり、
出来ることの幅が増えました!

製鉄所にはたくさんの工場がありますが、工場間にまたがる課題や出荷量を増やすためにネックとなっている工程の課題解決に奮闘。考慮したのはバランス。一方の工場にとってのメリットが、もう一方の工場にとってデメリットになることもあります。製鉄所全体の利益につながるよう、考え行動しました。そして、決断することや意見を求められることも増えました。工場へ要望を伝え、工場の要望を聞き、当社にとって最適なやり方を判断できるよう、緊張感を持って仕事に取り組んでいました。

topics

経験豊富な先輩たちから
たくさんの気づきをもらいました。

近くにいる先輩たちが何よりすごい教科書。まずは「どういうマネジメントをしているか」を整理しました。そして、メンバーの目線に立って自分とは価値観が違うかもしれないけど、「相手にとってやりやすい方法は何か」を考え、対応することの大切さを勉強しました。

2020年、異動。所属:薄板部熱延技術室/マネージャー

現場を直接支える業務に戻りながらも、
新たな分野に挑戦させてもらいました。

生産技術の仕事ももちろん面白みはありましたが、現場と一緒に課題に取り組んでいくことがやはりやりたいことでした。新たな技術領域(熱延)にも挑戦させてもらい、現状や将来に向けて強化しなければならない設備や操業管理の仕組み作りの検討に力を入れていました。

topics

女性の後輩から
相談される立場になりました。

研究職や営業職で活躍している女性社員はたくさんいますが、現場でキャリアを築いている女性は限られているのが実情です。それもあり後輩から相談されることも増えました。自分の体験談をもとに、相談にのっています。

2021年、昇格。所属:熱延工場/課長

工場長を目指し、
常に挑戦を続けています。

課長への憧れはありましたが、いざ任されると「私でいいの?」と思ったのも事実です。所内の半分の生産量を占めている熱間工程で、常に安定に操業していることが求められる重要なポジションです。ただ、挑戦させてくれる環境があるので、精一杯やれることをやっていこうと考えています。難しい仕事ですが、その分、上手くいった時の楽しさは今までの仕事の中で一番です。このポジションで挑戦を続け、将来は工場長を任せてもらえるように成長したいです。

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2025年以降卒