PERSONBusiness

大きな責任と覚悟を持ち

挑戦し続ける。

工程

吉岡 大輔Daisuke Yoshioka

東日本製鉄所 工程業務部 君津薄板工程室

ポジション:主査

2010年入社

社会の発展を、
止めないために。

年間で約3万6,000人が工場見学に訪れる君津地区。薄板の注文量も膨大な量となります。君津薄板工程室の使命は、製品を期日通りに納品すること。工場の生産性を念頭に置きながら一品一品の進捗を管理し、予期せぬ事態が発生したときには関係各所と協力しながら知恵を絞っていきます。鉄の需要は、時代の流れを大きく反映するもの。世界規模の祭典などの開催が決まればインフラの整備などが加速し、当社への発注も急激なスピードで増加していくんです。こうしたダイナミックな動きにも柔軟に対応できることは、当社の大きな強みのひとつになっていると思います。

機械ではなく、
人で作っている。

以前、注文量が工場の生産量を上回ってしまったことがあるんです。通常、薄板を作るためには数ヵ月ほどの時間がかかるのですが、当時は1週間、2週間ほどの工期の圧縮が必要だったため、各方面から「とても間に合わない」という声があがっていました。しかし、関係各所と粘り強く対話するなかで次第に兆しが見え始め、最終的には特に負担の大きかった現場の最前線の方々からも「吉岡の頼みだからな。なんとかやってみるよ」と励ましの声をいただけるようになったんです。製鉄所の全員が一丸となって、製造・出荷をフォローしていく。そんな当社の凄みを体感した、今でも忘れられない仕事のひとつです。

製鉄所の底力を、
世界に発信したい。

生産スケジュールの作成、注文進捗管理、出荷スケジュールの調整、そして国内営業。製鉄所の工程業務は一通り担当することができましたし、お客様との交渉に臨むなかで日本企業のニーズも把握することができました。これまでの経験を通して思うことは、「もっと製鉄所の魅力を発信してもいいのではないか」ということ。当社の力は、鉄を作ることだけではありません。所内で発生するガスや副産物を再利用するテクノロジーも進んでいますし、ITを活用した生産性向上にも積極的に取り組んでいます。個人的には当社の優れた技術、ノウハウをPRしていきたいと思いますし、こうした活動を通じて会社の社会的価値を高められるのではと考えています。

Q&A

学生時代に学んでいたことは?

経済学史やマクロ経済学などを学びながら、日本における製造業の発展の歴史を紐解いていく。そんな工業経済学論について勉強していました。フィールドワークでは、官公庁や商社などへの取材にも挑戦していました。

入社の決め手は?

当社が日本一だったことはもちろん、社員のだれもが「世界一になる」という情熱を持っていたことも大きかったと思います。「この人たちと働きたい」という想いが最終的な入社の決め手になりました。

現在の仕事内容は?

君津薄板工程室の統括が、私の主な仕事です。約30名のメンバーが担当する国内向け、輸出向けの業務をマネジメントしながら、お客様に当社の納期対応力、品質対応力をPRするための工場見学なども担当しています。

職場環境の特徴は?

各種休暇制度だけでなく、当社には「お互いに助け合おう」という文化もあります。最近では男性の育休事例も見かけるようになりましたし、私自身、上司から「家族第一に、積極的に休みなさい」と言われています。

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2025年以降卒