道路や鉄道、地下河川等において、地盤を貫通するシールドトンネルの壁面は、セグメントと言われる製品で構成されています。当社のセグメントは、独自の本体構造と継手方法により、高い止水性能や耐荷重性能及び地震時における変形性能を有しております。また、施工効率化と安全作業の提供を図ることができ、これらは数多くの大規模プロジェクトで証明され、高い評価を得ております。また、道路橋の基礎には鋼管杭や鋼管矢板を用いた各種工法を、土留めや擁壁には鋼管杭や鋼矢板等を提供しております。
日本製鉄の熱押形鋼は、アジアで唯一「熱間押出製法」で製造される自由設計形鋼です。お客様のニーズに合わせてオリジナルの形状を造り込み、少量でも対応することで、意匠性向上や施工工期短縮に貢献します。
日本製鉄の鋼矢板は、港湾・河川・土留・締切りなどの工事分野において使用され、優れた品質と施工性によって広くご好評をいただいております。
日本製鉄のハット形鋼矢板は、これまでのNS-SP-10H、NS-SP-25H、NS-SP-J※に加え、新たに「NS-SP-45H」、「NS-SP-50H」をラインアップし、ハット形鋼矢板の適用範囲を拡大しました。
「NSハイドレーンパイル®」は、液状化による被害を抑止するため鋼矢板、鋼管杭などの鋼材に排水機能を与えた画期的な液状化対策鋼材です。
NS-BOXはフランジ端部に嵌合継手を持った鋼製部材で、部材相互を連結することにより、信頼性の高い地下壁体を構築することができます。
NSエコパイル®は、先端に「らせん状の羽根」を設けた鋼管を回転圧入する工法です。羽根のくさび効果で地盤を上方に押上げ、その反力を推進力とすることで、地盤へのスムーズな貫入が可能となります。
鋼管杭、鋼管矢板の管内にオーガスクリューを挿入して回転させ、杭先端部土砂を連続的に掘削排土しながら杭打機の自重を反力とした門型油圧押込装置により杭を所定の位置に圧入し、杭先端部にセメントミルクを20~24MPaの高圧で噴射し、先端根固め拡大球根を造成する工法です。
ガンテツパイル®は、鋼管杭のじん性(変形性能)とソイルセメント固化体の摩擦抵抗の良さを併せ持つ合成鋼管杭です。
「ジャイロプレス工法®」は、先端にビットを取り付けた鋼管を自走式の回転圧入機「ジャイロパイラー」により列状に次々と回転圧入し、河川護岸や道路擁壁など壁構造を構築する鋼管杭工法です。
コンビジャイロ工法®は、剛性の高い鋼管杭と止水性に優れたハット形鋼矢板900を組み合わせた、合理的で経済性に優れた壁体構造を提供する工法です。
日本製鉄は推進施工をより円滑に進めるため、特殊ジョイントを使用した新タイプのパイプルーフ用鋼管を開発しました。
「ガチカムジョイント®」は鋼管杭・鋼管矢板の現場接合に用いる機械式継手でピン継手、ボックス継手、回転抑止キーから構成されます。
ラクニカンジョイント®は、鋼管杭・鋼管矢板の現場溶接接合に替わるものとして開発した機械式継手です(楽にかん合することからラクニカン®と命名)。
日本製鉄では、耐久性を見据えた新方式のセグメントの開発に取り組み(1990年~)、漏水やコンクリートの欠損などが生じにくいトンネル覆工体(嵌合(かんごう)方式合成セグメント)を提供しています。
より多くのトンネルプロジェクトに高品質・高性能なトンネル覆工を提供する新たな嵌合方式合成セグメントです。
HCCP®(Hybrid & Composite Concrete Packed)セグメントは、トンネル内面を除く5面を覆う鋼殻とあらかじめ工場で中詰されたコンクリートを一体化した、高強度・高品質(高止水性能)合成セグメントです。
日本製鉄の覆工板−メトロデッキ®は、道路橋示方書の活荷重(T–25)に長期許容応力度で対応しており、安心してご利用いただけます。