鋼矢板
日本製鉄の鋼矢板は、港湾・河川・土留・締切りなどの工事分野において使用され、優れた品質と施工性によって広くご好評をいただいております。
当社では、これまで蓄積してきた圧延・加工・利用の豊富な技術と当社鋼矢板のもつ品質特性を活かし、様々な新製品の開発を行ってまいりました。
従来の鋼矢板に比べて経済性が高く、しかも施工性にも優れた有効幅900mm の鋼矢板『ハット形鋼矢板』を開発し、極めて高い評価をいただいております。
ハット形鋼矢板は、これまでのNS-SP-10H、NS-SP-25H、NS-SP-J に加え、新たに「NS-SP-45H」、「NS-SP-50H」をラインアップ。これにより、ハット形鋼矢板の適用範囲を拡大しました。
日本製鉄は、今後とも、多様化・高度化するみなさまのニーズにお応えするため、あらゆる特性を活かした新製品の開発を進めてまいりますので、今まで以上に「日本製鉄の鋼矢板」をご愛顧いただきますようお願いいたします。

特長
形状・種類が豊富です
設計条件や工事方法に応じて、最適な鋼矢板を使い分けることができ、極めて経済的です。
施工性が優れています
最適な継手の形状とすることで、嵌合時の止水性能も確保しつつ、施工時の継手の競りを減らし、優れた施工性を実現しています。
製造工程

製品紹介
ハット形鋼矢板

- 優れた施工性
ハット形状の採用により、大断面でありながら極めて優れた施工性を実現いたしました。
- 高い構造信頼性
従来の鋼矢板で行っていた継手効率による断面性能の低減を不要といたしました。
- 優れた経済性
単位壁面積当りの鋼材重量を低く抑えることができ、経済性の向上が可能になりました。また、有効幅900mm とすることにより、従来の鋼矢板と比較し施工枚数を低減することができ、工事費縮減・工期短縮が可能になりました。
U形鋼矢板

- U形鋼矢板は、長い伝統と技術により、古くから設計者や施工者にもなじみが深く、永久構造物や仮設土留工事用、仮締切用として広く使われます。
- 堅ろうなうえ、1枚当りの断面二次モーメントを大きくとってありますから、くり返して使用することができます(NS-SP-IIW、IIIW、IVWは除く)。
- 壁幅1m当りの断面係数が874~3,820cm3までそろっています。
コーナー鋼矢板

- コーナー鋼矢板は、従来の溶接加工によるT形コーナー鋼矢板に代わる製品として圧延法により開発されたもので、溶接などの加工が不要、重量が大幅に減少します。
- 建て込みには従来の打設機器がそのまま使用できます。
- 特に、コーナー部継手の形状は、ラルゼン型を基本に、離脱防止のために改良を加えていますから、嵌合性、繰り返し耐久性などの継ぎ手性能が特に優れています。
NS-SP-J

- 近接施工が可能
専用圧入機との組み合わせにより、境界や構造物とのゼロクリアランス施工を実現しています。
- 継手効率 100%
継手位置が外側にあるため、継手による断面性能の低減が不要です。
- 仮設土留めの工期・工費短縮を実現
有効幅が600mmなので、従来の400mm幅の仮設鋼矢板に比べて施工枚数の削減が可能です。さらに、継手個所の低減による止水性向上が可能です。
直線形鋼矢板

- 継手部の引張強度が非常に高く、円形構造物であるセル形岸壁や締切工事などに適しています。
用途
河川分野



道路擁壁

港湾分野

砂防ダム

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