教育支援、スポーツ・文化支援を中心とした社会貢献活動

方針

当社は多くの製造拠点を持ち、各拠点の地域に根付いた事業活動を行っています。私たちは「地域・社会との共生」という考えのもと、地域の環境保全、教育支援、スポーツ支援、株主・投資家の皆様との対話、音楽文化支援等幅広い活動を推進しています。

目標とKPI

  • 工場見学受け入れの継続的な推進
  • 日本製鉄文化財団を通じた音楽メセナ活動の継続的な実施

取り組みと実績

工場見学会

製鉄所見学会

当社は株主の皆様や機関投資家の皆様、そして地域の皆様との対話の充実に取り組んでいますが、各地でも定期的に経営概況説明会や工場見学会を開催しています。各製造拠点における工場見学の受け入れや、地域のお祭りやスポーツ大会に合わせた製鉄所構内の一般開放、福利厚生施設の一般開放など、多くの方々に当社を身近に感じていただけるよう取り組みを行っています。

2023年度の実績
工場見学受け入れ 約7万人

インターンシップ・大学での寄付講座の開催

当社では、学生への就業体験の提供、業務紹介等を目的に、インターンシップを実施しています。当社の事業戦略の一つ「技術先進性の発揮」、および「2050年カーボンニュートラル」の実現への貢献に資する大学での寄付講座も行っています。

教員の受け入れ

経済広報センター主催の「教員の民間企業研修プログラム」に参加し、毎年、学校教育に携わる各地域の小・中学校などの先生方にお越し頂き、生産ラインの見学、人材育成や環境活動に関する当社の取り組みの紹介、VRを活用した安全教育、鉄のリサイクルの優位性の説明等を行っています。2023年度には6つの製造拠点で47名の先生方にお越し頂きました。

VRを活用した安全教育(東日本製鉄所(君津地区))
教員の皆さんとの意見交換(東日本製鉄所(君津地区))

国際交流支援 関西日本・スイス協会

青少年交流使節団が関西製鉄所 和歌山地区を訪問

日本とスイスの青少年交流に協力しています。
関西日本・スイス協会は、両国間の交流を促進し、相互理解と友好親善に寄与することを目的として1982年に設立され、以来、当社が中心となって運営しています。

その活動の柱は、大阪市教育委員会と共催の両国間の青少年交流事業です。これは大阪市とスイスの中学生6名を、夏休みの3週間、一年交代で交互に派遣・受入を行うもので、滞在期間中、自国の大使館、外務省等公的機関を訪問し、ホームステイを体験します。特徴は派遣された翌年にはホストファミリーとして受け入れる側に回ること。1984年のスタート以来、派遣・受入総数は累計235名。両国青少年の育成と優れた国際感覚の醸成に貢献しています。

スポーツを通じた社会貢献

日本製鉄鹿島硬式野球部

オリンピックメダリストを輩出している柔道部、プロ野球に選手を多数送り出している野球チーム、サッカー、ラグビー、バレーボール等、当社は、製造拠点の地域に深く根ざした有力スポーツチームを運営、又は支援しています。チームを通じ、子供向けスポーツ教室、運動施設の開放等、地域の皆様の健康的な生活をサポートするとともに、地域の活性化に貢献することを目指しています。

音楽文化支援

日本製鉄紀尾井ホール

当社は日本製鉄文化財団への活動支援を核として、音楽文化支援に積極的に取り組んでいます。同財団は、音楽ホール「日本製鉄紀尾井ホール」、レジデントオーケストラ「紀尾井ホール室内管弦楽団」を運営するほか、邦楽の普及活動にも力を入れています。また、1990年に創設した日本製鉄音楽賞を、若手クラシック音楽演奏家並びにクラシック音楽の発展に貢献された方々に年1回贈呈しています。