環境リスクマネジメントの推進
方針
日本製鉄は、大気汚染防止法などの法令遵守はもちろん、更なる環境保全、環境汚染の防止と事業による環境影響を抑制・回避するため、 製鉄所・製造所ごとに異なる環境リスクを踏まえ、各地域の環境保全の継続的な向上を目指して、環境リスクマネジメントを推進しています。また、グループ全体を通じた環境リスク低減に取り組んでいます。
目標とKPI
- 大気環境の保全
-
- 大気汚染物質(SOx、NOx)排出量の低水準維持
- 化学物質の自主管理目標を十分下回る排出量維持
- OC(揮発性有機化合物)排出量 1,106t/年(対2000年度30%削減)
- ベンゼン排出量 172t/年(国の定めた目標を踏まえた自主管理目標)
- 水環境の保全
-
- 用水の再生・循環利用率の高位安定
取り組みと実績
水リスクマネジメント
当社は、事業活動において、継続的な水使用量の削減および効率性の向上による、環境負荷の低減に努めています。
大気リスクマネジメント
当社は、SOx、NOxの排出抑制取り組みを行っているほか、ばいじんの低減のため、科学的シミュレーションに基づく大気のリスク分析を踏まえた設備対策を実施しています。
土壌等リスクマネジメント
当社は、「土壌汚染対策法」、「土壌汚染対策法に基づく調査及び措置に関するガイドライン」ならびに地方自治体が定める条例等に準拠し、適切に対応しています。
化学物質他の排出管理
当社は、PRTR法・化審法等の化学物質の管理に関わる法律や管理手順に則り、化学物質の生産・取扱・環境への排出・廃棄等を適正に管理し、改善に努めています。
産業廃棄物の適正処理
当社は、事業活動に伴って発生する産業廃棄物について、適正に処理を行うよう努めています。
製鉄所の環境への取り組み
当社は、製鉄所ごとに異なる環境リスクへの対応を行うとともに、各地域の環境保全活動の継続的な向上を目指して、環境リスクマネジメントを推進しています。