循環型社会構築への貢献
方針
日本製鉄は、鉄の製造工程を活用することで、環境負荷の少ないゼロエミッションの実現や、社内発生物の循環利用にとどまらず、社会や他産業で発生する副産物の再資源化にも積極的に取り組んでいます。
目標とKPI
- 社内ゼロエミッションの推進
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- 最終処分量の削減 26.3万t以下(2025年度目標)
- 社会で発生する廃棄物の再資源化促進
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- 廃プラスチックの資源循環システム構築による集荷量の拡大
取り組みと実績
資源・エネルギーの効率的使用
当社は、海外で採掘された鉄鉱石や、鉄鉱石を還元するためのコークスの原料になる石炭、社会から発生した鉄スクラップを主な原料とし、工業用水や電力・燃料等のエネルギーを使用して鉄鋼製品を製造しています。
このため、日本製鉄の製造拠点では、製造工程で発生する副生ガスを、鋼材加熱用の燃料ガスや製鉄所構内にある発電所のエネルギー源として100%有効活用しているほか、水資源については、製品や製造設備の冷却や洗浄に使用する水の90%を再生して繰り返し使用する等、限りある資源・エネルギーを無駄なく利用しています。
ゼロエミッションの社内推進
副産物の大半は社内外でリサイクルされ、99%という高水準の再資源化率を維持しています。
社会や他産業との連携による取り組み
一般家庭から回収された容器包装プラスチックを、コークス炉を使ったケミカルリサイクル法により100%再資源化しています。