建材:港湾・河川

港湾分野では、これまでに鋼管杭や鋼矢板等の鋼材が広く利用されてきました。鋼材は高い強度と品質の均一性が構造材料として優れていて、豊富な形状・寸法から設計条件にあった鋼材を選択可能です。また、鋼材を用いることで施工工期が短縮出来るため、岸壁、桟橋等の係船岸で多く適用されるなど、港湾施設の整備に貢献してきました。さらに、最近ではチタンやステンレスによる防食方法も開発され適用されています。今後、耐地震、耐津波対策、老朽化対策等のニーズに対応してまいります。河川分野では,耐洗掘性や耐震性に優れる護岸の構築を目的に鋼管杭や鋼矢板等の鋼材が広く適用されています。渇水期における急速施工や省スペース施工が可能であり,また周辺環境へ配慮した低騒音・振動施工にも対応していることから,これまで都市河川を中心に河川環境の整備と保全に貢献してきました。また,河川堤防の浸透対策や巨大地震への備えとしての耐震補強,被災時の応急復旧工事等,幅広いニーズに対応しています。