2020/05/14

日本製鉄株式会社
東日本製鉄所君津地区

　文部科学省が毎年実施する科学技術分野の文部科学大臣表彰において、君津地区から君津製銑整備室　児玉正博さん、佐藤祐喜班長、磯原正典班長の3名が創意工夫功労者賞を受賞し、4月14日に千葉県庁において伝達式がおこなわれました。

　今回受賞となった業績は「耐熱ガス及び粉塵環境に優れたパンタグラフの考案」です。
　コークス工場では、コークス炉にて焼き固められた赤熱状態のコークスをガイド車側へ押し出し、バケットへ収容しています。当該ガイド車には、移動のための受電機構としてパンタグラフを使用していますが、熱ガスや粉塵に常にさらされているため動作不良をおこすことがあり、ガイド車の走行不能によるコークス工場の突発休止が発生していました。このような問題を解決するため、従来と異なる構造を持つパンタグラフを考案し、各部品の長寿命化を実現、動作不良の発生を抑制することができました。その結果、整備費用の削減や安定生産、安全上のリスク低減に寄与することができました。

※科学技術分野の文部科学省大臣表彰 「創意工夫功労者賞」について
　文部科学省では、「科学技術に関する研究開発、理解増進等において顕著な成果を収めた者について、その功績を讃えることにより、科学技術に携わる者の意欲の向上を図り、もって我が国の科学技術水準の向上に寄与すること」を目的に科学技術分野の文部科学大臣表彰を定めています。「創意工夫功労者賞」は、優れた創意工夫によって職域における科学技術の進歩又は改良に寄与した個人又はグループに与えられるものであり、今年度は応募者数1,935名、授賞者数477名と厳選されました。

※詳細につきましてはこちらをご覧ください（千葉県の報道発表）
　https://www.pref.chiba.lg.jp/sanshin/press/2021/r3hyousyou.html　

お問い合わせ先 : 東日本製鉄所君津地区 総務部人事総務室　0439－50-2013

お知らせ一覧へ戻る