エネルギー

当社の鋼材は天然ガスなどのエネルギー採掘から輸送、貯蔵、消費に至るサプライチェーン全体において活用されています。

資源開発に使われる油井管。生産物の輸送に使われるラインパイプ。貯蔵用タンクに使われる厚板、石油化学プラントや発電所で使われる特殊管が世界各地で活躍しています。

当社グループはこれらの先端商品を通じ旧来困難とされていた領域でのエネルギー開発と高効率利用に貢献しており、一般消費者のみなさまの生活に欠かせぬエネルギーの安定供給を実現しています。

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海洋構造物用ハイテン
採掘~精製
Jack Up Rig Plat Form 開発エリアの拡大 軽量化

石油・ガス生産を行う為の海洋構造物には、オペレータが居住しながら生産活動を行う為、構造物に非常に高い安全性が求められます。また、開発地域の変化により、精製設備の大型化に伴うハイテン材の採用、寒冷地での生産による低温材料の採用が増加しています。これらに対応する鋼材供給により、世界各地の石油・ガス田開発を支え続けています。

中高温・大単重鋼板
採掘~精製
Plat Form 工期短縮 製造コスト削減

石油精製プロセスでは、反応効率アップを目的に、運転条件が高温・高圧化する傾向にあります。精油所で使用される各種反応容器用として、高温特性に優れた当社の極厚大単重鋼板が使用されています。

低温靱性H形鋼
採掘~精製
Jack Up Rig Plat Form

海洋構造物の構造部材には、極寒冷環境下においても高い破壊安全性が求められます。これらのニーズに応えるため、-40℃という使用環境下まで十分な靭性を確保できる海洋構造物向けの低温靭性H形鋼を開発しており、すでに複数のプロジェクトで採用されています。

ハイパービーム®
採掘~精製
Plat Form 開発エリアの拡大

梁高さ・梁幅一定により設計簡素化と加工効率化を実現。豊富なサイズバリエーションとウェブの薄肉化により、通常のH形鋼より鋼重を低減できます。最大梁高さ1,000ミリ、最大梁幅400ミリの大型サイズを揃えており、大型構造物にも適用できます。

海洋プラットフォームの建設
採掘~精製

日鉄エンジニアリングでは、採掘プラットフォームの設計・加工・施工経験が豊富にあります。東南アジアを中心に40年以上の実績を積んでおり、厳しい環境下におけるプラットフォーム建設技術・ノウハウを蓄積しています。

海底パイプラインの敷設
採掘~精製

日本製鉄グループでは、鋼材の開発にとどまらず、例えば海底パイプラインの敷設など施工の分野にも対応できる体制を構築しています。日鉄エンジニアリングは、高性能大型旋回デリッククレーンと海底パイプライン敷設機能を併せ持つ大型海洋作業船"くろしお""くろしお2"を使い、数多くの敷設作業を成功させてきました。

スーパー二相ステンレス鋼管
採掘~精製
Under Sea 軽量化 LCC削減

高合金油井管に使用される製品の一つであり、優れた耐食性を有しており、特に高温炭酸ガス環境において高い耐食性を発揮します。

DLP線材
採掘~精製
Under Sea 工期短縮 製造コスト削減

インライン熱処理により、お客様の熱処理(LP、鉛パテンティング)工程の省略が可能です。強度・靭性・延性のバランスに優れた線材であり、工期短縮、CO2削減などに貢献します。

S-TEN®
採掘~精製
FLNG LCC削減

S-TEN®は、硫酸露点腐食に強い溶接構造用として開発されました。S-TEN1は耐硫酸露点腐食、耐塩酸露点腐食に対して有効です。熱延鋼板・冷延鋼板・鋼管・溶接材料まで、幅広いメニューを取り揃えています。

マリロイ®
採掘~精製
FLNG LCC削減 工期短縮 製造コスト削減

海洋での耐食性を高めるために1%のクロムを添加した鋼材です。クロムの添加により表面の錆層が地金への酸素の侵入を抑制する効果をもたらし、普通鋼に対し腐食の進行を半分以下に抑えます。海水配管、海水仕様のガスクーラー、冷却配管および海洋構造物に適しています。

化学工業用シームレス鋼管(ステンレス鋼・Ni基合金)
採掘~精製
FLNG Under Sea LCC削減 工期短縮 製造コスト削減

ステンレス鋼・Ni基合金管は、耐食性・耐熱性・低温特性に優れた性質を持っており、従来より石油精製・石油化学および電力・ガスといったエネルギー分野において、過酷な環境に応える素材として使用されています。

化学工業用ステンレス厚板
採掘~精製
FLNG Under Sea LCC削減 工期短縮 製造コスト削減

耐硝酸用SN-1、尿素プラント用DP-28W、耐熱用AH-4などの特殊ステンレス鋼を始め、耐食性・耐熱性・低温特性などに優れたステンレス鋼・Ni基合金をご提供。石油精製・石油化学および電力・ガスといったエネルギー分野において、過酷な環境に応える素材として使用されています。

LNGタンク用ニッケル鋼板

発電

拡大するLNG需要に対応
近年、貯蔵効率向上のためタンクの大型化が進む中で、当社の9%ニッケル鋼板は、極厚でも低温靱性に優れ、大型化に寄与してきた。さらに最近になって、ニッケル量を低減しながら従来鋼と同等の高い安全性と強度を実現する「7%ニッケル鋼板」を世界で初めて開発した。

超々臨界圧ボイラー用ステンレス鋼管

発電

発電効率を高めた日本製鉄開発の国際標準材
当社の超々臨界圧ボイラー(※)用ステンレス鋼管SUPER 304Hの開発・実用化によって、高温高圧蒸気を使った高効率な石炭火力発電を実現。日本発のグローバルスタンダード材料としてCO2排出量の削減に世界規模で貢献している。
※ 超々臨界圧ボイラー:発電効率を高めるため、水の臨界圧を超える高温高圧で運転されるボイラーを超臨界圧ボイラーという。超々臨界圧とは、温度・圧力条件を一層高め、さらなる発電効率向上を図ったもの。

1,000℃級耐熱ステンレス鋼板

発電

火力発電設備の高温化に対応
当社のNSSC®-NAR-AH-4は既存オーステナイトステンレス鋼であるSUS310Sに比べ、Niを約10%低減させ、高温強度や耐酸化性を改善させた。
主にSUS310S鋼の代替として、高温化が進む各種発電設備の耐熱構造部材として採用されている。

S-TEN®

発電

排ガス中の酸性物質による腐食を防ぐ
石炭火力発電プラントの排煙設備では、高温排ガス中に微量に含まれる酸性物質が結露し、材料を腐食させる現象が起きる。当社のS -TEN® は硫酸・塩酸露点腐食に対して優れた性能を発揮する。

高耐食ステンレス鋼

発電

NSSC® 260およびNSSC® 270は通常のステンレス鋼よりさらに耐硫酸性・耐塩化物イオン性を高めた製品で、煙突の内装やボイラーの材料および排煙脱硫装置(FGD)用材料として採用されている。

製品に関するお問い合わせ

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