H形鋼(ハイパービーム®、メガハイパービーム®など)
形鋼の歴史は、日本鉄鋼業の黎明期である1901年にまで遡ります。この年、わが国初となるレールの生産が官営八幡製鉄所で開始されました。その後、レールの生産開始を機に、大形形鋼の生産が続き、H形鋼については、1959年にわが国初となるロールH形鋼の生産を開始しました。その後、約半世紀の間、常にH形鋼のパイオニアとして技術の創造と革新に努めてまいりました。
1989年にはわが国建築史上画期的な商品である、外法一定H形鋼(ハイパービーム®)の生産を開始するなど、建築分野における鉄骨造の普及、H形鋼の利用技術面においてもお客さまの様々なニーズにお応えし、ともに取り組んでまいりました。広くみなさまに日本製鉄のH形鋼をご愛用いただいております。私たち日本製鉄は、長い歴史と経験によって培った技術を基盤として、情熱と創造を持って世界一のものづくり企業を目指し、チャレンジを続けます。新たな創造と変革に貢献するべく今後ともみなさまとともに歩んでまいります。

特長
1. 豊富な品種
加工に適した寸法体系の「外法一定H形鋼ハイパービーム®・メガハイパービーム®」など、豊富な品種の鋼材を製造しています。このため、多様な要求性能に合致した適切な鋼材を幅広く選定いただけます。
2. 安定した品質
建築構造用鋼材には、降伏点や引張強さのバラツキが小さく、十分な伸び性能を保持すること、また、寸法精度が高いことなどが求められています。日本製鉄は、厳格な品質管理のもとに最新の設備と高度な技術を活用して、高い品質の製品を安定して製造しています。
3. 優れた加工性
化学成分の厳格な管理やTMCP(熱加工制御)法などの高度な製造技術の適用により、切断性や溶接加工性に優れた鋼材を製造しています。
4. 的確なコンサルティング
豊富な経験と総合的な技術力に基づき、鋼材の品質特性や用途・加工法などについてのご相談や、ご使用時の技術協力を承っています。
5. 卓越した技術開発力
ご好評をいただいているハイパービーム®、メガハイパービーム®、極厚H形鋼などは、日本製鉄が独自に開発し、実用化した高性能な鋼材です。当社は、急激に進む社会変化と技術革新の中で市場ニーズを的確に捉え、独自の高度な技術力と最新鋭の研究設備を機軸として、高性能な鋼材とその特性を最大限に活かす利用技術を開発し、みなさまにご提供しています。
日本製鉄の建設ソリューションブランド「ProStruct®」はこちら
https://www.nipponsteel.com/product/prostruct/
6. 環境に優しいサステナブルな素材
当社のハイパービーム®、メガハイパービーム®、極厚H形鋼、H形鋼は、一般社団法人サステナブル経営推進機構(SuMPO)が管理運営するSuMPO環境ラベルプログラムで第三者検証に合格し、SuMPO EPD (Environmental Product Declaration)を取得しています。当社が取得したEPDは、原料調達段階から製造段階までの環境影響に加え、リサイクル効果を含めた環境影響も定量的に評価されており、お客様が建設する構造物の環境影響評価に用いることができます。

JR-AJ-19003E-D ハイパービーム®・メガハイパービーム®:
https://ecoleaf-label.jp/epd/45
JR-AJ-19004E-C 極厚H形鋼:
https://ecoleaf-label.jp/epd/46
JR-AJ-24049E H形鋼:
https://ecoleaf-label.jp/epd/1915
関西製鉄所 和歌山(堺):QA0506014
東日本製鉄所 鹿島:QA0308006
- ※具体的な製品種類についてはお問い合せください。
H形鋼・H形鋼杭の商品特性について
商品特性
| 商品 | 特性 | |||
|---|---|---|---|---|
| 種類(鋼材) | 規格 | |||
| H形鋼 | 建築構造用圧延鋼材 | SN | JIS G 3136 | 建築鉄骨の部位に応じた要求性能を確保するための建築構造専用の鋼材です。 寸法精度もマイナス側の公差を厳しく設定しています。 |
| 溶接構造用圧延鋼材 | SM | JIS G 3106 | SS材に比べ化学成分の規定項目を多くした溶接性に優れた鋼材です。 | |
| 一般構造用圧延鋼材 | SS | JIS G 3101 | 一般構造用の熱間圧延鋼材です。 | |
| 外法一定H形鋼ハイパービーム® | SN | JIS G 3136 | 梁高さ・梁幅一定で、ウェブ厚は一般のH形鋼に比べて薄く、サイズも豊富に取り揃えています。 安定した品質が確保できるとともに軽量化が図れ、より自由な設計が可能です。 |
|
| SM | JIS G 3106 | |||
| SS | JIS G 3101 | |||
| NSYP,NSLT | 日本製鉄規格 | |||
| 超大型外法一定H形鋼メガハイパービーム® | SN | JIS G 3136 | ウェブ高さ1000mm超え・フランジ幅400mm超えの超大型サイズの外法一定H形鋼です。 | |
| 建築構造用極厚H形鋼 | SN | JIS G 3136 | ||
| SM | JIS G 3106 | |||
| SS | JIS G 3101 | |||
形状

- H形鋼
ハイパービーム®・メガハイパービーム®は、梁高さ・梁幅一定でウェブ厚みを薄く軽量化したH形鋼です。またH形鋼には、フランジ幅とウェブ高さの比率に応じて、広幅・中幅・細幅の3系列と、広幅系列のうち肉厚が厚い極厚H形鋼があります。
製造工程
原料から製品ができるまで
ユニバーサル圧延

この製品に関する製品FAQ
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