SBHS

産学連携プロジェクトにより開発された降伏点400N/mm2、500N/mm2、700N/mm2級の橋梁用高降伏点鋼板です(JIS G 3140)。高強度でありながら従来鋼よりも加工性・溶接性に優れており、予熱省略や予熱温度低減が可能です。鋼重削減や製作コスト削減等に貢献いたします。

特長

  1. 1従来鋼よりも降伏強度を向上(板厚に関わらず降伏強度一定)
  2. 2加工性・溶接性が従来鋼よりも優れ、予熱省略・予熱温度低減
鋼材 降伏強度
(N/mm2)
引張強度
(N/mm2)
予熱 シャルピー試験
試験温度(℃) 吸収エネルギー(J) 試験方向
SBHS500(W) 500以上 570~720 不要 -5 100以上 圧延直角方向
SBHS700(W) 700以上 780~930 50℃ -40 100以上
  1. 3シャルピー試験を圧延直角方向(C方向)とすることで板取方向自由
  2. 4溶接性、冷間加工性等の製作加工性向上メリット

当社試算結果 3径間連続合成2主桁(最大支間長60m)の場合

  • 総工事費の削減

    最大で約10%削減(SBHS500使用)

  • 鋼重の削減

    SBHS500使用:約7%削減 対SM570
    SBHS700使用:約15%削減 対SM570

採用事例

東京ゲートブリッジ

東京ゲートブリッジは世界最大規模の全溶接大型トラス橋梁です。SBHS採用により、総重量約3%、総工費約12%削減(国交省試算)

永田橋

日本製鉄製造の橋梁用高降伏点鋼板SBHSが、多摩川に架かる東京都福生市とあきる野市を結ぶ永田橋に採用されています。

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