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ハイパービーム® × 薄肉ウェブ設計技術

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日本製鉄独自の設計技術により、ハイパービームの特徴である薄肉ウェブ断面を耐震部材として活用し、梁の軽量化を実現することができます。

ハイパービーム

ハイパービーム®

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薄肉ウェブ設計技術

薄肉ウェブ設計技術

梁ウェブ薄肉化工法(ベターリビング評定 CBL SS007-22号)

梁ウェブ薄肉化工法適用によるメリット
本工法は、地震時に生じるH形断面梁の局部座屈・せん断座屈の評価を精緻化する事で、H形断面が本来有する変形能力を最大限評価し、従来設計では活用する事ができなかった薄肉ウェブ断面を耐震部材として使用することができます。

本工法で規定する梁部材の設計を行うことで、梁の部材種別を向上させ、
薄肉ウェブ断面活用により鋼材重量・CO2排出量を削減することができます。

薄ウェブ断面

薄ウェブ断面の変形例

薄ウェブ断面の変形例

座屈評価の精緻化

従来の設計では、ウェブ単体の座屈性能を評価しているのに対し、
ウェブに対するフランジの拘束効果を考慮したH形断面全体の座屈評価技術を開発しました。

座屈評価の精緻化

座屈評価を精緻化する事でH形断面が本来有する変形能力を最大限評価

座屈評価の精緻化

※変形性能を評価する指標のひとつ。FAランクは変形性能の最高ランク、FDランクは変形性能の最低ランク

本技術による変形性能の評価が妥当である事を実験・解析で確認

梁ウェブ薄肉化工法による薄ウェブ化の事例

事例1:外法一定H形鋼を高降伏点ハイパービームNSYP345Bに置き換えた場合

※スマートフォンでは、横にスワイプしてご利用ください。

設計 断面寸法 梁の種別 単位重量 重量比 CO2排出量
従来 本技術 (kg/m)
従来 1000×350×19×32
(SN490B)
FA - 318 1.00 1.00
置換 1000×350×16×28
(NSYP345B)
FD FA 275 0.86 0.86鋼重ダウン

事例2:メガハイパービームに適用した場合

設計 断面寸法 梁の種別 単位重量 重量比 CO2排出量
従来 本技術 (kg/m)
従来 1200×300×22×32
(SN490B)
FA - 353 1.00 1.00
置換 1200×300×16×32
(SN490B)
FD FB 299 0.85 0.85鋼重ダウン

事例3:550N/mm²級ハイパービム NSYP385B に適用した場合

設計 断面寸法 梁の種別 単位重量 重量比 CO2排出量
従来 本技術 (kg/m)
従来 1000×300×19×32
(NSYP385B)
FB FA 292 1.00 1.00
置換 1000×300×16×32
(NSYP385B)
FD FB 270 0.93 0.93鋼重ダウン

梁ウェブ薄肉化工法の適用対象

鋼種以外に各種規定がございますので、工法をご検討される際はこちらからお問い合わせください。

規格番号 または
国土交通大臣認定番号
規格名 種類の記号
JIS G 3106 溶接構造用圧延鋼材 SM490A, B, C※
JIS G 3136 建築構造用圧延鋼材 SN490B, C
MSTL-0312 建築構造用490N/mm2級高降伏H形鋼 NSYP345B
MSTL-0606 建築構造用550N/mm2級H形鋼 NSYP385B
MSTL-0413 建築構造用550N/mm2TMCP鋼材 BT-HT385B, C 鋼重ダウン

梁端ウェブ補剛工法(BCJ評定 - ST0211-05)

梁ウェブ薄肉化工法の適用範囲外の断面をカバー

梁端ウェブをスチフナで補剛する事で、部材種別FAあるいはFB相当の塑性変形能力を発揮します。
梁ウェブ薄肉化工法(無補剛)の適用範囲外の断面に対し、薄ウェブ化による軽量化を実現することができます。

梁端ウェブ補剛工法の補剛形式

水平スチフナ形式

格子スチフナ形式

梁端ウェブ補剛工法の適用対象

鋼種以外に各種規定がございますので、工法をご検討される際はこちらからお問い合わせください。

規格番号 または
国土交通大臣認定番号
規格名 種類の記号
JIS G 3106 溶接構造用圧延鋼材 SM490A, B, C※
JIS G 3136 建築構造用圧延鋼材 SN490B, C
MSTL-0312 建築構造用490N/mm2級高降伏H形鋼 NSYP345B
MSTL-9010, 9012 建築構造用TMCP鋼材 BT-HT325B, C