日鉄エンジニアリングの球面すべり支承NS-SSBは「振り子の原理と鉄の技術を応用した免震支承」です。本装置だけで、地震の揺れを建物に伝えない【絶縁】、建物荷重を支える【支承】、地震のエネルギーを吸収する【減衰】と建物を元に戻す【復元】の全ての機能を有しており、長周期化が容易であるためNS-SSBのみで免震層を構成することが可能です。
NS-SSB
※NS-SSBは日鉄エンジニアリングの登録商標です。
振り子免震技術
(長周期化免震技術)
低摩擦タイプ大臣認定番号:MVBR-0609
中摩擦タイプ大臣認定番号:MVBR-0610
NS-SSB × 振り子免震技術のメリット
- 建物の重量によらず性能を発揮一般的に免震化しにくいとされてきた低層や軽量の建物にも適用可能
- 建設コストの削減免震層の築造時の掘削コストや躯体数量の低減が可能
- 設計期間の短縮装置選定が簡単、告示免震設計ルートでの設計にも容易に対応
建物の重量によらず性能を発揮
建物の重さの隔たりがあっても設計簡単&省スペース!
「振り子の原理」を用いているため、免震性能(免震層の固有周期)は建物の重量に依存しません。一般的に免震化しにくいとされてきた低層や軽量の建物にも適用可能です。また形状や用途等で建物内の重量バランスに偏りがある場合もNS-SSBはねじれ変形が生じづらく、建物周囲のクリアランスを小さく収められます。
トータル建設コストの削減
NS-SSBの装置高さはゴム系支承の約半分であり、免震層の築造時に生じる掘削コストを削減できます。また、装置自体がコンパクトなので、基礎や上部躯体の取付け部も小さくなり、躯体数量の低減が見込めるなど、トータルでの建設コスト削減が期待できます。
設計期間の短縮
NS-SSBは支持荷重、変位量に応じて装置を選ぶだけ、鉛直力と水平性能を分離して考える事ができるため装置選定が簡単です。また大臣認定ルートでの時刻歴応答解析にも対応しますが、告示免震ルートでの設計にも容易に対応し、設計工期短縮を図ることができます。
当社で用意している「告示設計プログラム」により装置選定、計算書作成を行うことができます。
※告示免震とは、平成12年10月に公布・施行された「免震建築物の構造方法に関する安全上必要な技術基準を定める等の件(平成12年10月17日建設省告示第2009号)」に記される大臣認定を必要としない免震建物の設計法です
ProStructでは、既存のパッケージのみならず、そのパッケージを基にしたニーズに合わせた技術協力が可能です。
導入ご検討される際は、ぜひご相談ください。