ラミネート鋼板(PLT)
食品容器はガラス瓶・ブリキ缶から始まり、近年紙・アルミ缶・樹脂ボトルやパウチ等、素材の多様化が進んでいます。
その中でもスチール缶は強度・コスト・リサイクル環境性能に優れ、長い歴史をもつ身近な素材です。
近年では地球環境保護や食の安全性に対する要求の高まりから、従来の塗装缶に対しては、塗装工程で発生するCO2削減や、塗料に含有される化学物質規制への対応等が求められています。
ラミネート鋼板はこうした要求に高次元で応える素材として開発され、採用が急速に拡大しています。
当社は各種機能を持った樹脂フィルムの開発に加え、これまでに開発してきた高性能な鋼板や多彩なメッキ品種との組み合わせにより、ラミネート鋼板(樹脂コーティング鋼板)の適用範囲を広げてきました。

特長
環境に優しい素材
- ビスフェノール類(BPA、BPS等)、PFAS、PVC、Mineral-Oil など 懸念化学物質フリーな環境性に優れた素材です。
- 塗装省略により塗料焼付時のVOC・CO2排出が削減できます。
- 製缶時の洗浄廃液などが削減できます。(DIの場合)
- ラミネート鋼板は従来のスチール容器と同様に、 クローズループリサイクル(100%リサイクル)が可能な素材です。
コスト削減に貢献
- 塗装省略により設備コスト・輸送コスト・仕掛在庫コストの削減が可能です。
- 多くの内容物に広く対応できるため、明細集約、在庫管理の負荷低減が可能です。
缶機能の向上
- 表面が美麗で円滑です。
- 加工性に優れ、蓋加工からDI加工まであらゆる加工に対応します。
- 塗装材と同様の加工性を有し、 蓋巻締時などのスクラッチ疵耐性は塗装材よりも優れます。
あらゆる容器に対応
- 蓋(END,EOE, Peelable)、2ピース、Lug cap、Aerosol缶等、多くの容器、部材への適用が可能です。
- 高加工性素材・高強度素材との組み合わせによりあらゆるサイズの缶に対応します。
- めっき鋼板の選択により、高耐食・高光沢などの特殊要望にもお応えします。
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