NSハイドレーンパイル®

地震による甚大な被害をもたらす液状化
その的確な対策に「NSハイドレーンパイル®」。

液状化とは、地下水位が高く緩い密度の砂地盤において、地震が発生すると砂粒子間の間隙水圧が急激に上昇するため、砂粒子は水中に浮遊する状態となり地盤が液体のようになる現象です。新潟地震(1964年)を初めとして、阪神淡路大震災(1995年)、東日本大震災(2011年)などでは、港湾構造物、橋、道路、建築物などが液状化により甚大な被害を受けています。こうした液状化による被害を抑止するため鋼矢板、鋼管杭などの鋼材に排水機能を与えた画期的な液状化対策鋼材「NSハイドレーンパイル®」を開発しました。

特長

間隙水圧消散と構造的対策の2つの効果を発揮

本対策法の特長

  1. 1地震時、強度・剛性をもつ鋼材が地盤の液状化を抑止し、かつ、拘束するので、高い効果が得られます。
  2. 2環境にやさしい対策法(無排土、低騒音・低振動)です。
  3. 3狭い場所でも楽々施工でき短工期です。
  4. 4通常の施工方法同様に対応可能です。
  5. 5施工管理が容易です。

排水機能を有する鋼矢板、鋼管杭などの鋼材を用いる本対策工法は、地震時に鋼材周辺地盤の過剰間隙水圧の上昇を抑え、かつ、早期に逸散させるため地盤強度が保持され、地盤の抵抗をより期待しうるものです。したがって、本工法は間隙水圧消散と構造的対策の両効果を有するものであり、構造物対策としての適用性が高いと考えられます。
排水機能付き鋼材の構造は矢板・杭の側面または周囲に排水部材(有孔溝形状鋼材など)が取り付けられたもので孔部に土砂浸入防止用フィルターが設けられています。

用途

適用構造物例

[盛土構造物]
[地中埋設構造物]
[構造物基礎]
[護岸・岸壁]
(ケーソン式、鋼矢板式)

実施工例

[共同溝]
[共同溝]
[沈砂地]
[河川堤防]
[堰堤]
[鉄道擁壁]

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