スマートビーム®

日本製鉄のスマートビーム®は、設計や加工のニーズに賢く対応する溶接軽量H形鋼です。
溶接軽量H形鋼とは、熱延コイルから高周波抵抗溶接によって連続的に製造されるH形鋼で、熱間圧延H形鋼と比べると板厚が薄く、断面の寸法精度が高いという特徴があります。
日本製鉄は溶接軽量H形鋼のトップメーカーとして、工業化住宅を始め、仮設住宅、建築鉄骨、システム建築、温室等の様々な分野のニーズに対応し、確かな品質で先進の構造を支えています。

特長

1. 設計ニーズに即応するサイズフリー

以下の製造可能範囲の中で60種類以上の標準サイズを豊富に取りそろえているので、あらゆる設計ニーズに対応できます。
また、標準サイズ以外のサイズや非対称形状も製造可能です。

製造可能範囲

(mm)
H 最小80.0 最大450.0
B 最小40.0 最大200.0
t1 最小2.3 最大6.0
t2 最小2.3 最大12.0

2. 経済的な設計を可能にする優れた断面性能

熱間圧延H形鋼(ロールH)に比べ、同一断面性能の場合は、2~3割の軽量化が図れ、経済的な設計ができます。

3. 加工コスト削減につながる高い寸法精度

板厚が薄く寸法精度が高いため、シャー切断やパンチ孔加工等が適用でき、自動加工ラインに最適です。

4. 高信頼性を確保する素材と溶接部の品質

素材には一貫製鉄所の高度な技術で製造される高周波溶接に最適な熱延鋼帯を使用しています。
また、JISで要求される溶接部引張試験をはじめ、端部ジャッキ試験やインライン超音波探傷試験等により溶接部の全長品質確認を行っています。

5. 耐久性に優れためっき軽量H形鋼

高耐食性めっき鋼板「スーパーダイマ®」(K12)を使用した軽量H形鋼も取り揃えています。

効率化・コストダウンのご提案

①軽量H形鋼のご使用メリット

特長 ご使用メリット
1.豊富なサイズ設定 最適断面設定
(無駄なく鋼材活用)
豊富なサイズ設定により、お客様の必要な性能に対して無駄なくサイズ設定が可能となり、コストダウンが期待できます。 コストダウン
2.軽量サイズの設定 加工・施工
工数削減
ロールH形鋼に比べて寸法精度が良く、軽量サイズがラインナップされております。寸法精度の良さと軽量化により効率的な加工・施工が可能となります。 効率化
3.寸法精度が良い コストダウン
ロールH形鋼 軽量H形鋼 軽量化率
単重
(kg/m)
サイズ
(H × B × t1 × t2)
単重
(kg/m)
断面二次
モーメントIx(cm4)
サイズ
(H × B × t1 × t2)
単重
(kg/m)
断面二次
モーメントIx(cm4)
200 × 100 × 5.5 × 8 20.9 1,810 200 × 100 × 3.2 × 4.5 11.9 1,050 △ 43%
250 × 125 × 3.2 × 4.5 14.9 2,070 △ 28%

②軽量H形鋼の加工(切断・穴あけ)について

軽量H形鋼の板厚レンジは2.3mm~12mmのため、ロールH形鋼より薄肉(軽量)サイズを採用することが可能です。板厚が薄くなることにより、切断や穴あけ加工の作業能率は向上します。更に、軽量H形鋼専用の加工ラインでせん断加工すると大幅な効率化が期待できます。

◇軽量H形鋼専用加工ラインを保有している加工会社のご紹介

会社名 住所等
入江金属工業株式会社 茨城県かすみがうら市上稲吉字東清水2045-3
TEL 029-831-1771
URL:https://iriekinzoku.co.jp/products/kasumigaura-factory.html

加工

1本より加工可能

運搬

1本より全国へ発送可能

軽量H形鋼の加工

加工方法
穴あけ 切断 塗装
プレス せん断 ・粉体塗装(黒色)
・溶剤塗装
ドリル

軽量H形鋼 加工・塗装等に関するお問い合わせがございましたら、上記ボタンよりご連絡ください。

用途

高速道路の裏面吸音板支持梁
システム建築(ラチスタイプ)内観

この製品に関する製品FAQ

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