技術開発
素材としての可能性を極限まで引き出すこと、
すなわち「鉄を極める」という目標に向け、私たちは挑戦し続けています
冬の寒さに体を温め、夏の暑さに喉を潤す缶コーヒー。この缶がスチール製である事をご存知ですか?食缶や飲料缶などのスチール缶には、鋼板にめっきを施す際、スズを使用した「ブリキ」と、スズを使用しない「ティンフリースチール(Tin Free Steel)」が使われています。当社はこれまでに、ユーザーニ-ズに答えた溶接性や加工性、密着性に優れた新しい缶用鋼板を次々と開発しました。また、鋼板に樹脂フィルムを貼り合わせた「ラミネート鋼板」も製造しています。
写真のようなダイヤカット加工した缶や大口径のキャップを取り付けたリシ-ルスチ-ル缶等は、ラミネート鋼板が使用されています。当社は、このように薄くて強度が高く、しかもフィルムとの密着性に優れ複雑な加工も可能な鋼板の製品化に成功し、その技術開発力が高く評価されています。