2024/12/26
日本製鉄株式会社
日本製鉄株式会社(以下、日本製鉄)が提供するマスバランス方式を適用したグリーンスチール*1(以下、グリーンスチール)「NSCarbolex® Neutral」が、このたび株式会社田窪工業所*2(以下、田窪工業所)が手掛ける鋼製物置製品に鋼製物置業界で初めて採用されました。
今回、田窪工業所のScope 3におけるCO₂などの温室効果ガス排出量削減に寄与する「NSCarbolex Neutral」の価値が、カーボンニュートラル社会の実現に向けた同社の活動として必要な対策の一つと評価頂き、採用に至りました。
田窪工業所では、本年7月より新ブランド「BELOS」を立ち上げており、今回NSCarbolex Neutralとして発注頂いた日本製鉄の高耐食めっき鋼板「ZAM®*3」をBELOSブランドの物置に採用頂き、2025年1月の製品ラインナップ追加タイミングに合わせ、「環境にやさしい物置」として販売を開始する予定です。
今回発注頂いた高耐食めっき鋼板「ZAM」は、優れた耐食性により、お客様の製造プロセス、及び製品使用時における温室効果ガス排出量の削減においても効果が期待できる高機能製品・ソリューション技術「NSCarbolex Solution」の対象製品であり、この点についても評価を頂いています。
日本製鉄は、あらゆる産業においてCO2削減が喫緊の課題であるなか、グリーンスチール「NSCarbolex Neutral」及び高機能製品・ソリューション技術「NSCarbolex Solution」の提供を通じ、お客様の脱炭素化・競争力向上、カーボンニュートラル社会の実現に貢献していきます。
(*1)マスバランス方式を適用したグリーンスチール
鉄鋼メーカーが実施した追加性のある削減プロジェクトによるCO2等のGHG(Greenhouse Gas、 温室効果ガス)の排出削減量を組織内でプールし、その削減量を同社の任意の製品に配分して証書と共に供給する鉄鋼製品であり、一般社団法人日本鉄鋼連盟が制定する「マスバランス方式を適用したグリーンスチールに関するガイドライン」に準拠します。マスバランス方式を適用したグリーンスチールを購入したお客様は、GHGプロトコルにおける自社Scope 3排出量からの控除として報告できると解釈しております。
(*2)田窪工業所(本社:愛媛県西条市、代表取締役:黒田 祐弘)
https://takuboindustrial.com/
(*3) 「ZAM」は、日本製鉄が世界で初めて商業製品化に成功した高耐食めっき鋼板のブランドです。
マグネシウムとアルミニウムの効果により、ZAMブランド製品は優れた耐食性、耐疵付き性、加工性を実現し、さまざまな分野に適用できる製品です。
「ZAM」は、日本製鉄が取得している溶融めっき鋼板のCO₂排出量エコリーフ値(2.7㌧C0₂-eq/鋼材㌧)と同じ値でエコリーフ認証を取得しています。
「ZAM」の詳細は以下のURLをご参照ください。
https://www-zam.nipponsteel.com/
■ NSCarbolex Neutralに関する詳細は下記リンクをご参照ください。
https://www.nipponsteel.com/product/nscarbolex/neutral/
■NSCarbolex Solutionに関する詳細は下記リンクをご参照ください。
https://www.nipponsteel.com/product/nscarbolex/solution/