2023/10/27
日本製鉄株式会社
日鉄テックスエンジ株式会社
NSハイパーツ株式会社
日本製鉄株式会社(以下、日本製鉄)およびNSハイパーツ株式会社(以下、NSハイパーツ)が共同で開発した独自のスチールハウス工法である「NSスーパーフレーム工法®」について、日鉄テックスエンジ株式会社(以下、日鉄テックスエンジ)が、同工法として初のZEH-M認定(取得予定)(*1)の共同住宅の設計施工を大分県内で進めています。
(*1)ZEH-M(Net Zero Energy House Mansion)は、外皮の断熱性能等を大幅に向上させるとともに、高効率な設備システムの導入により、室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギーを実現した上で、再生可能エネルギーを導入することにより、年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロとすることを目指した集合住宅です。
住宅・建築物の省エネ性能向上促進を目的に、2024年4月より、新築の建築物に対しては、省エネ性能ラベルの表示が努力義務となります。住宅の場合は、断熱性能、エネルギー消費性能に加えて、ZEH基準の適合有無等も表示します。省エネ基準は、2025年より適合が義務化され、2030年までにZEH基準にまで引き上げられる予定です。今回の案件は、この流れに先駆けて、建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)に基づいたZEH-M認定を取得する予定です。
日本製鉄は2022年11月、社会におけるCO2排出量削減に寄与する高機能製品・ソリューション技術を総称するブランドとして「NSCarbolex® Solution」を立ち上げました。
「NSスーパーフレーム工法」は、「NSCarbolex Solution」の対象商品であり、外張り断熱・通気工法を標準採用する事で、高い省エネ性を実現しており、使用時に排出するCO2を削減することができます。また、高耐食めっき鋼板「スーパーダイマ®」の使用により、品確法の劣化対策等級最高ランク(*2)の長寿命化に対応すると共に、構造躯体が軽く基礎を簡易にすることで、使用する建設資材の削減によるCO2の削減が可能です。
(*2)劣化対策等級3:3世代対応の耐用年数75~90年
省エネ基準、ZEH・ZEB基準への適合義務化の動きを受け、「NSスーパーフレーム工法」への注目が集まっており、社宅・寮・事務所・保育所・賃貸住宅・高齢者施設等さまざまな用途での採用実績が増えています。
日本製鉄、日鉄テックスエンジ、およびNSハイパーツは、「NSスーパーフレーム工法」を通じて、カーボンニュートラル社会の実現に貢献していきます。
(参考)NSCarbolex Solution
NSCarbolex Solutionは、社会におけるCO2排出量削減に寄与する高機能製品・ソリューション技術を総称する日本製鉄のブランドです。
https://www.nipponsteel.com/product/nscarbolex/solution/
【物件概要】