材料のハイテン化、薄手化により衝突変形時の材料破断の危険性が高まる方向にあります。
衝突解析用ソフトウェア(LS-DYNA,PAM-CRASH)と連動して
材料(母材)の破断を予測できるソフトウェア(NSafe®-MAT)を開発しました。
NSafe®-MATの特徴
- 応力FLDの原理に基づきプレス成形の影響も考慮した高精度な破断予測が可能
- 現状の衝突解析で使用されている要素サイズでも高精度に破断を予測
- ポスト処理型(NSafe®-MAT/P)、サブルーチン型(NSafe®-MAT/S)の2種類
- 衝突解析に代表される有限要素法で破断予測するためには外部からクライテリアを与える必要があります。
- 一般に使用されるひずみFLD(成形限界線図)では経路に応じてクライテリアが変化します。
- 応力FLDを用いると単一のクライテリアとなり、経路変化(成形→衝突など)しても高精度な予測が可能です。
適用事例
材料破断時の成形限界高さ評価
フルカーモデルへの適用事例
- NSafe®-MATは従来手法では大きく予測精度が劣化する変形経路が変化する場合でも高い破断予測精度を示します。
- フルカーレベルの複雑なモデルにも問題なく適用が可能です。