省合金型二相ステンレス鋼「YUS®2120」シームレス鋼管 株式会社みらい造船の油圧配管に初採用

2019/05/20

日本製鉄株式会社


省合金型二相ステンレス鋼「YUS®2120」シームレス鋼管
株式会社みらい造船の油圧配管に初採用


 日本製鉄株式会社(以下、日本製鉄)は、日鉄ステンレス株式会社が開発した省合金型二相ステンレス鋼「NSSC 2120®」と同等材質の「YUS®2120」シームレス鋼管を新たに開発し、商業生産を開始しました
のでお知らせいたします。
 「YUS®2120」は「NSSC 2120®」と同等の化学成分(21Cr-2Ni-3Mn-Cu-N)を有し、汎用鋼であるSUS304
(18Cr-8Ni)と比較して、省合金型でありながら2倍の強度(耐力)および同等以上の耐食性を併せ持って
おります。特にSUS304シームレス鋼管の代替として「YUS®2120」シームレス鋼管を適用することで、
高強度特性を活かした最大約50%の薄肉設計や、耐食性改善による設備長寿命化など、ライフサイクル
コスト低減への寄与が期待できます。また、「YUS®2120」は省合金(合金削減)により省資源化に貢献
するステンレス鋼材です。
 このたび新製品の「YUS®2120」シームレス鋼管が、「株式会社みらい造船シップリフト向けオート
テンションウインチ油圧配管工事」に初めて採用となりました。採用いただいた五洋建設株式会社、
三井造船特機エンジニアリング株式会社からは、設計・施工における優れた経済合理性および施工性
(溶接性)をご評価頂いております。

 日本製鉄は、今後も伸びゆくインフラ需要に鋼材の面で貢献してまいります。

■株式会社みらい造船 採用事例概要

 施主 :  株式会社みらい造船(宮城県気仙沼市)
 施工 :  五洋建設株式会社-三井造船特機エンジニアリング株式会社
 用途 :  シップリフト向けオートテンションウインチ油圧配管
 鋼材 :  配管用省合金型二相ステンレス鋼鋼管YUS2120TP 9.2トン
 竣工 :  2019年5月末


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 シップリフト(左)およびオートテンションウインチ(右)
 YUS®2120シームレス鋼管の敷設状態

お問い合わせ先:総務部広報センター 03-6867-2977

以 上





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