ウジミナス社のガバナンス及び訴訟等の解決に関するテルニウム社との合意について

2018/02/09

新日鐵住金株式会社

ウジミナス社のガバナンス及び訴訟等の解決に関するテルニウム社との合意について


 2018年2月8日、新日鉄住金株式会社(以下「新日鉄住金」)とTernium Investments S.à r.l. (以下「テルニウム社」)は、両社の相互信頼関係を再構築し、Usinas Siderúrgicas de Minas Gerais S.A. – Usiminas(以下「ウジミナス社」)の共同経営をより強固にするために、新たなガバナンスルールの導入及びウジミナス社に関係する訴訟等の解決を定めた法的拘束力のある基本合意書を締結いたしました。基本合意書はこの締結をもって発効いたします。

 新日鉄住金の持分法適用会社であるウジミナス社は、2016年以降に行った生産構造対策・増資・債務再編等の一連の施策により一時の厳しい経営状況を脱し、緩やかながらも収益・財務体質の改善を継続しているところです。

 こうした中、新日鉄住金はウジミナス社のガバナンスを巡る問題の解決に向けて、ウジミナス社の共同経営パートナーであるテルニウム社との間で鋭意協議を継続して参りました。

 今般の合意に基づき、両社は他の契約当事者を含め、可及的速やかに現行のウジミナス社株主間協定(2012年1月16日締結)を改定し、新たな株主間協定を締結すべく努めて参ります。

 なお、今般の両社による基本合意の要旨は次の通りです。

(1)新たなガバナンスルールの導入
 ①CEO・取締役会議長(以下「議長」)の交互指名
    CEO・議長は4年毎(任期2年×2)の交互指名とし、新ルールに基づく最初のCEOはテルニウム社が指名
      し、最初の議長は新日鉄住金が指名する。
      なお、当初2年間については、テルニウム社はCEOにSergio Leite de Andrade氏を指名し、新日鉄住金は
      議長にRuy Roberto Hirschheimer氏を指名する予定。

 ②執行部門の構成及び指名
    執行部門(CEO及び副社長)は6名とし、両社はそれぞれ3名ずつを指名する。

 ③JV解消ルール
    2018年5月の執行部門の選任から5年後以降、新日鉄住金及びテルニウム社のいずれか一方が他方の保有す
    るウジミナス社株を買い取ることにより共同経営を終了することができるJV解消ルールを導入する。

(2)関係する訴訟等の取扱い
    両社は、過去数年内に生じ現在も係争中のウジミナス社に関わる訴訟等(注)を円満に終了、または解決す
    るために必要な全ての措置を講じる。
(注)両社(親子会社を含む)、ウジミナス社、及びウジミナス社の過去及び現在の役員が関係する法的紛争。

 今後とも、新日鉄住金はテルニウム社と一致協力してウジミナス社の再建に向け邁進し、ウジミナス社及びその全てのステークホルダーの最善の利益のためにウジミナス社の競争力及び企業価値の向上に向け取り組んで参ります。


お問い合わせ先: 総務部広報センター 03-6867-2977、3419、2146、2135




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