新日鐵住金 ドール社向けブリキ(容器用鋼板) 累計出荷200万トン達成

2016/06/13

新日鐵住金株式会社

新日鐵住金 ドール社向けブリキ(容器用鋼板) 累計出荷200万トン達成

 新日鐵住金株式会社(以下、当社)は、本年5月に、パイナップル缶詰世界最大手のDole Packaged Foods (以下、ドール社)へのブリキ(容器用鋼板)の累計出荷で200万トンを達成しました。200万トン達成を記念し、6月9日にドール社の事業発展の地であるフィリピンのミンダナオ島にて、盛大にセレモニーを開催しました。
 当社は、ドール社に対し、1962年の取引開始から50有余年にわたり、ブリキをシェア100%で供給しています。当社とドール社は、単なる売り手と買い手の立場を超え、「強い信頼」をベースに「パートナー」として共に成長していくという理念を共有し、このような強固な関係を築いてきました。
 ドール社は、農園で栽培したパイナップルを、自社で製缶した缶に充填する事業モデルで発展してきました。当社は、「品質」「コスト」「技術開発」「安定供給」などの総合力でドール社のブランド価値向上に資する取り組みを行ってきました。当社の具体的な取り組みは、①品質については、ドール社はパイナップル缶用のブリキを無塗装で使用しますが、内容物がブリキに直接接触するため、ブリキに対する要求品質は高く、当社は高耐食性技術で的確に対応してきました。②コストについては、ドール社の缶の軽量化ニーズに対し、当社は構造解析技術も駆使し、ドール社の基準に最適な薄手材を提案し、多くの缶サイズで軽量化の実現に貢献してきました。③技術開発については、ドール社のイージー・オープン・エンド(缶蓋)の開発に関与し、実用化に貢献してきました。④安定供給については、パイナップルの収穫量によって変動する製缶計画に対し、徹底したデリバリー管理を行い、ブリキの安定供給を行ってきました。
 当社は、累計出荷300万トン、取引100年に向け、今後も先進技術を活かし、ドール社の発展に寄与していきます。

200万トン ブリキコイル

○ドール社との取引関係について
 1962年 取引開始
 1990年 累計出荷100万トン達成
 2004年 累計出荷150万トン達成
 2012年 取引開始50年

○セレモニーについて

 ・開催日  : 2016年6月9日
 ・開催場所 : フィリピン ミンダナオ島 Dole Philippines Inc. の製缶工場
 ・出席者  : 
  当社/中村真一常務執行役員薄板事業部長、羽鳥歩ブリキ営業部長 他
  ドール社/Mr. Shawn Warren(President, Dole Packaged Foods Asia Division)
                   Mr. Randolph I. Fleming(Vice President and Managing Director,
                   Dole Philippines Inc.)他       総勢約300名
 ・内容 : 当社からドール社への感謝状(進藤代表取締役社長名)贈呈、製缶工場見学
 ・両社挨拶: 
    ドール社/Mr. Shawn Warren
      「ドール創業者ジェームズ・ドールの経営理念は“一にも二にも品質”。新日鐵住金とドールは、50余年に
    わたり、最高品質を追求し成長してきた。また、地域社会と共存する理念も両社に共通する。」
    当社/中村真一常務執行役員薄板事業部長
     「当社は、ドール社から頂いた信頼に基づき、社を挙げてこの信頼に応えるべく、従業員一丸となって
   高品質の製品を製造、安定供給させていただくよう、引き続き取り組んでいく。」
    当社/羽鳥歩ブリキ営業部長
     「包装素材が多様化している中、当社は、引き続きブリキで作った金属包装素材で差別化を図り、
       “QCDD“といった、「品質」、「コスト競争力」、「デリバリー対応力」、「先進技術開発力」をより
        一層磨き、世界のドール社に選ばれ続ける企業として最大限の努力を行っていく。」





お問い合わせ先:総務部広報センター 03-6867-2135



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