直江津製造所 最新鋭溶解炉(VAR炉)を竣工 ~航空機向けチタン合金の製造体制強化~

2015/04/06

新日鐵住金株式会社

直江津製造所 最新鋭溶解炉(VAR炉)を竣工
~航空機向けチタン合金の製造体制強化~

 新日鐵住金株式会社(代表取締役社長:進藤 孝生 以下、「当社」)と東邦チタニウム株式会社(代表取締役社長:加賀美 和夫)の合弁会社である「日鉄住金直江津チタン株式会社」(社長:山田 統明 以下、「日鉄住金直江津チタン」)は、株式会社大阪チタニウムテクノロジーズから購入した最新鋭溶解炉(VAR炉)2基の移設工事を終え、4月6日に竣工式を執り行いました。

 航空機分野向けのチタン合金の製造には、多様なスクラップが活用でき原料選択における競争力のあるEB炉(Electron Beam Refining Furnace)と成分の均質性が確保できるVAR炉(Vacuum Arc Remelting Furnace)の両炉を有するチタンインゴット溶解製造体制が最適とされております。
 日鉄住金直江津チタンは、当社が直江津製造所に保有していたEB炉1基を継承していますが、それに加え今回VAR炉2基を竣工したことで、溶解炉は3基体制となります。EB炉とVAR炉の両方を活用することにより、多様なニーズに応えられる素材製造基盤を構築致しました。
 本基盤構築により、航空機分野はもとより一般産業分野においても、高い品質を持ち競争力ある素材を提供し社会貢献に努めて参ります。

(参考)チタン溶解炉の概念図


(参考)溶解炉で製造されたチタンインゴット



(お問い合わせ先)総務部広報センター TEL:03-6867-5807

以 上




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