「環境・社会報告書―Sustainability Report-2014」の発行

2014/08/01

新日鐵住金株式会社

「環境・社会報告書―Sustainability Report-2014」の発行


 今般、当社は「環境・社会報告書―Sustainability Report-2014」を発行いたしました。
  先行して発行しております「アニュアルレポート2014」(7月10日発行)と併せてご参照頂くことで、事業全般の状況はもとより、「環境経営」という考え方、また社会との関わり等、多岐にわたる当社の取り組みについて、広く皆様からご理解を頂く一助となれば幸甚に存じます。
  本年度版の内容と編集上のポイントは、以下の通りです。

【本年度版のポイントについて】

 ①
 3つのエコと革新的技術開発」のご紹介
当社環境経営の基軸をなす4本柱である「3つのエコ(エコプロセス、エコプロダクツ®、エコソリューショ ン)と革新的技術開発」について多くの紙面を割きました。さらに、当社独自の取り組みである「郷土(ふるさと)の森づくり」や「海の森づくり」についても 詳しくご紹介しています。
   
 ② 「自主行動計画」の目標達成【確報】
当社グループ(関連電炉会社5社等を含むグループ)は、京都議定書第一約束期間の最終年度(2012年度)において、日本鉄鋼連盟の「自主行動計画」のCO2等削減目標(CO2排出量9%削減、エネルギー消費量10%削減)を達成し、昨年度版でもご報告しております。
昨年度版では数値について「暫定値」を記載しておりましたが、本年度版では「確定値」を掲載しました。

(備考)確定値
京都議定書第一約束期間(2008~2012年度)平均で、1990年度対比CO2排出量で11.2%削減、エネルギー消費量で同11.1%削減
   
 ③ 高レベルの資源循環率の継続
鉄の製造工程で発生する副産物をリサイクルすることで、99%の再資源化率を継続するとともに、工業用水の循環利用率 も90%を継続しています。また、当社では全国で回収された容器包装プラスチックの約3割、同じく廃タイヤの約1割を受け入れ、鉄の製造工程の中で 100%再資源化しています。
   
 ④ 環境保全費用の高位での投入継続
2013年度は環境保全のために、設備投資120億円(設備投資総額の約7%)、経費905億円、うち環境関連 の研究開発に98億円を投入しました。また、設備投資では粉じん防止等の大気汚染防止対策、製鉄所の岸壁や護岸からの漏水防止対策および省エネ対策等を実 行しています。
   
 ⑤ 社外有識者からの寄稿
本年度版では社外の有識者4名の方から当社の取組みに対するコメントを寄稿して頂きました(昨年度版はなし)。また、昨年に引き続き、慶応義塾大学経済学部の細田衛士教授(前 環境経済政策学会長)から第三者意見を頂きました。

 

【編集・構成上のポイントについて】

 ①
 一般の読者の皆様にも楽しく読んで頂けるよう、できるだけ平易な表現を用いるとともに、図表、写真、イラストを多用しました。また使用している活字も、誤読しにくく目に優しい、シンプルなデザインの「ユニバーサル・デザイン・フォント」を採用しています。
   
 ② 冊子である「環境・社会報告書」と、当社ウェブサイトに掲載している記事・情報との一体性を高めるため、各記事にウェブサイト上の関連情報にスムーズにアクセスできるよう、URLとQRコード(※1)を表記しました。
※1:スマートフォンやタブレット端末で読み取らせることにより、簡単にウェブサイトに接続できる機能
   
 ③ さらに、ウェブサイト上に掲載している、「環境・社会報告書」を補完する約20ページのデータ集(環境負荷物質の基本傾向データ、製鉄所別データ等)も再編成し、「環境・社会報告書」との連携性を高めました(ウェブサイト上のデータ掲載は8月末に実施予定)。
   
 ④ 表紙には、当社の「郷土の森づくり」発祥の地である大分製鉄所の環境保全森の写真をあしらいました。なお、今号は旧新日鐵が1998年に国内鉄鋼業で初めて発行してから数えると17回目になります。


(参考)発行部数
日本語版15,000部、英語版1,000部(英語版は9月中旬発行予定)
冊子の記事は当社ウェブサイトでも公開します。
https://www.nipponsteel.com/csr/report/

  
 
(お問い合わせ先)  環境部   林 (はやし)  TEL 080-5886-7284


以 上


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