覆工板「メトロデッキ®」製造・販売50周年について
2014/02/28
新日鐵住金株式会社
産業振興株式会社
覆工板「メトロデッキ®」製造・販売50周年について
新日鐵住金株式会社(代表取締役会長兼CEO 宗岡 正二 以下、「新日鐵住金」)の土木加工製品である覆工板「メトロデッキ®」は製造・販売開始より50周年を迎えました。
また、新日鐵住金と加工委託先である産業振興株式会社(代表取締役社長 谷田 雅志 以下、「産業振興」)は、このたびお客さまをお招きして「メトロデッキ50周年感謝の会」を行いました。
◆「メトロデッキ®」とは
覆工板は、地下鉄・地下配管工事など道路面を掘削する際に工事期間中の道路使用を可能とするよう地上に敷設する仮設資材で、「メトロデッキ®」は新日鐵住金の登録商標です。
鋼製覆工板は高強度で補修による繰返し使用が可能なため、現在の覆工板は鋼製が主流となっております。
◆「メトロデッキ®」の歴史
1960年代初めまでの覆工板は木製が主流で、当時の住宅ブームによる材木の不足・木材の“割れ”による歩行者への危険性等の問題がありました。
この問題への対応として、H形鋼を溶接することにより従来よりも高強度で形状・品質が均一な鋼製覆工板を開発し、1963年より旧八幡製鐵「マルエスデッキ」、旧富士製鐵「メトロデッキ」の製造・販売が開始されました。
その後、旧新日本製鐵ブランドの「メトロデッキ®」として、側面を鋼板で塞ぐ構造への変更や断続溶接から連続溶接への変更等の改良を加えながら生産し、1973年の首都圏と札幌市での地下鉄工事による需要増、1987年のレインボーブリッジの仮設桟橋等の大型プロジェクトも含めた諸需要に対応してまいりました。また、1995年の国の基準(道路橋示方書)の改訂による高耐荷重化にも対応し安定的な供給に努めてきました。
◆今後の「メトロデッキ®」
「メトロデッキ®」は地下掘削工事の際の路面に使用する他、仮設桟橋や仮設橋梁の床板としての利用もすすみ、震災復興の他、東京外かく環状道などの道路工事や首都圏の再開発案件等に幅広くご使用頂いています。
新日鐵住金と産業振興は、今後も市場への安定供給に努めるとともに社会インフラ整備を支えるべく「メトロデッキ®」の次の50年を創造していきます。
◆「メトロデッキ50周年感謝の会」開催
また、新日鐵住金と産業振興は2月27日(木)、重仮設リース業等のお客さまをお招きして「メトロデッキ50周年感謝の会」を開催し50周年の節目を迎えられたことをご報告致しました。
当日は、新日鐵住金 執行役員建材事業部長の中村 真一よりお客さまへの謝意を述べ、産業振興 社長の谷田 雅志の発声による乾杯で開会し、お客さまから激励のお言葉を頂き、50年の歴史を振り返るとともに次の50年への思いを新たにしました。
席上、新日鐵住金 執行役員建材事業部長 中村 真一の挨拶では、お客様への謝意、足下の市場への対応について述べたほか、「インフラ整備を支えるという社会的使命を改めて自覚するとともに、次代の50年に向けお客様の方々と対話し安定した品質、納期を実現し、末永くご愛顧頂けるよう努力していきます。」と今後への所信を表明しました。
<メトロデッキ50周年感謝の会の様子>
<産業振興株式会社の概要>
開業 1911年
本社 東京都江東区亀戸1-5-7
社長 谷田 雅志
社員数 1,400名
主要事業 鉄スクラップ事業、製鐵所構内作業請負事業、鋼材加工販売事業、
鋼材中継倉庫事業、肥料事業
売上高 553億円(2012年度)
(お問い合わせ先) 新日鐵住金株式会社 総務部広報センター Tel 03-6867-2146
産業振興株式会社 総務企画部 Tel 03-5627-2401
以 上

