つなぐ
橋は人々の生活に欠かせないインフラです。
日本製鉄グループは、世界最高水準の技術力でグローバルに橋づくりを支えています。
橋を架ける
- 鋼桁

従来鋼に比べ設計の基準となる強度が最大23%向上しているため、軽量化による経済的な設計・施工が可能。さらに、高強度でありながら溶接施工性が高いことも特徴で、溶接時に予熱作業を省略・低減できる。世界初の全溶接大型トラス・ボックス複合橋梁の東京ゲートブリッジに採用され、溶接作業の効率化、品質向上、作業環境改善に大きく貢献した。
詳しく見る- 主塔基礎

鋼矢板セルは、直線形鋼矢板を円形に連結させ、地中深く打設した後、円形に閉合した鋼矢板壁内を土砂で中詰めする。地中深く埋め込まれ、土砂がぎっしり詰まった大径の重力式構造であるため、杭式などに比較し、エネルギー吸収能力が格段に高く、大型タンカーが航行する海域で船舶衝突防止施設として使用される。
詳しく見る- 主塔基礎

先端に「らせん状の羽根」を設けた鋼管を回転圧入する工法で、低騒音・低振動・無排土での施工が可能となるとともに、羽根の拡底効果により高い押込み支持力・引抜き抵抗力が得られます。
詳しく見る橋を守る
- 橋梁

耐候性鋼は塗装せずに使用することができ、塗替えを含む塗装コストの削減で、ライフサイクルコストの低減に貢献。鉄の最大の弱点である「さび」を「さびで防ぐ」のが特長で、初めは普通鋼と同様にさびるが、やがて合金元素の働きにより表面に緻密な保護性さびを形成し、さびの進展を抑える。保護性さびの落着いた色調が日本の景観に溶け込み、地域のランドマークとして愛される美的効果も期待できる。
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耐候性鋼を使用した橋梁はライフサイクルコストの低減が評価され、鋼橋の約30% を占めるに至ったが、一方、使用できる塩分環境に限度がある。そこで日本製鉄では、ニッケルの添加により、一般の耐候性鋼に比べて耐塩害性を高めたオリジナルの高耐候性鋼NAW-TEN® を開発した。この技術は1999 年度に市村産業賞貢献賞を、2009年度にものづくり日本大賞優秀賞を受賞した。
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高強度と高耐食性を特徴とする二相ステンレスを主要材質とした人道橋。二相ステンレス化により、橋の再塗装メンテナンスが不要となり、ライフサイクルコストの低減に貢献します。特に、塩害が問題となる環境でのメンテナンスフリー化を実現します。
- 橋梁

高い耐食性を有する金属の外皮材(チタン・ステンレス・塗装鋼板の3仕様)を使用した橋梁用外装材。橋を風雨、日射、塩分などの外的な腐食要因から遮断し、結露などの内面の腐食要因から守る高い防食機能により、塗替えまでの期間を大幅に延ばし、維持管理コストを低減できる。また、パネル自身が強度を有するため、安全かつ確実な近接目視点検を行うための常設足場ともなる。
- 鋼桁

日鉄テクノロジー(株)のUITは、鋼部材の疲労強度を向上させる装置で、先端に取り付けた打撃ピンを高速振動させ溶接部を打撃処理する。疲労強度の弱点となる溶接止端部の疲労寿命延長に有効で、メンテナンスコスト低減に貢献する。羽田空港D滑走路ほか100件を超える適用実績を持つ。
- 橋梁

既設 RC 床板を軽量で高耐久性を有する鋼床版に取替えるもので、急速施工や1車線施工による交通規制の緩和が可能です。従来工法で大きな作業負荷となっていた既設 RC 床版を撤去後の主桁上フランジの処理を簡略化でき、コンクリートはつりに伴う騒音・粉じんなどの環境影響も低減が期待されます。