サステナビリティ
環境への負荷の少ない社会の構築に貢献していきます
当社の高性能電磁鋼板は、燃料電池自動車、ハイブリッド自動車や電気自動車に使われ、高燃費・高出力の両面に貢献しています。
自動車を軽くするクラッシュボックス
クラッシュボックスは自動車の衝突時のエネルギーを吸収します。当社開発のクラッシュボックスは30%の軽量化と2倍以上のエネルギー吸収効率を実現し、安全で燃費の良い車づくりに寄与します。
豊田鉄工(株)殿との共同開発
当社開発のクランクシャフト用鋼は熱処理省略を実現、CO2発生を22%削減しました。エンジンのピストン運動をクランクシャフトに伝えるコンロッド用鋼では、同一ラインで一体加工後に割れるように、2分割(クラッキング)できる新素材を開発。13%の軽量化とCO2削減を実現しました。
本田技研工業(株)殿と共同開発
クリーンなディーゼルエンジン用の高圧燃料噴射管
近年のディーゼルエンジンは、燃焼効率、CO2と黒煙排出抑制の面でガソリンエンジンを凌ぎます。燃料高圧噴射化が高性能化のカギです。当社と臼井国際産業(株)殿は、世界初200MPa超圧力の燃料噴射管を開発し、高性能化を実現しました。
日本製鉄の自動車用鋼板供給のグローバルネットワーク
航空機をエコにするには軽量化が必要で、チタンがそれに応えます。当社はエンジン部品(ブレード)用のチタン合金棒や翼とエンジンの接合部(パイロン)用の純チタン薄板を製造しています。
天然ガス輸送船などでは、疲労破壊を防ぐため、板を厚くするなどしていました。本製品は、溶接部の疲労性能を上げ、必要な板厚を減らし、軽量化しました。この機能を持つ鋼板の供給は当社のみです。
原油タンカーの底板等に発生する最大深さ10ミリ超の小さな孔となる腐食の進行速度を無塗装で従来の1/5程度に低減させる、世界初となる厚板です。また、無塗装化により、1隻あたり有機塗料ドラム缶100本分も低減できます。
高速鉄道は成長ビジネスです。当社の車輪・車軸は国内シェア100%、高速鉄道用で世界シェア約35%です。振動の少ない乗り心地を実現する当社独自技術によるアクティブサスペンションは、東北新幹線や成田スカイアクセスなどに採用されています。