製品活用
スーパーダイマをお選びになればデッキプレートのサビ発生メカニズム
一般に最もサビやすいと言われている海岸沿いや融雪剤が多用されている場所に自走式立体駐車場を建設する。
本当にそのスペックで大丈夫ですか?
ステップ1
鉄骨(柱・梁)工事
ステップ2
デッキプレート(鋼製床)の搬入・設置
ステップ3
配管工事
その施工中にも塩分を含んだ雨水や海水ミストが容赦なくデッキプレートに降り注ぐ。
その結果・・・
雨水や海水ミストにより、デッキプレートの表裏面にサビが発生。
ステップ4
コンクリートの打設
完成
一般的な規模で1ヶ月くらい
その後・・・
コンクリート≒強アルカリ
めっきを激しく腐食
さらに・・・
コンクリートの打設状況が悪いと、ひび割れも発生。
車が通ることによって、コンクリートのクラックに拍車がかかる。
クラックがデッキプレートまで到達する。
そこへ・・・
車が塩素を多く含む海水や融雪剤などを運んでくる。
スロープに直接融雪剤をまくこともある。
クラックに海水や融雪剤の塩素が浸透する。
デッキプレートを内側からも腐食させる。
このような環境では一般の溶融亜鉛めっき鋼板だと先々大変なことになる!?
でも、スーパーダイマ ® ならきっと大丈夫!
ななっ、なんと
写真で見る驚愕的サビの実態!?
驚愕的サビの実態!?
めっきの歴史
"錆"を防ぐために、材料の表面に"化粧"を施すのが「めっき」です。代表的な例として鋼板への亜鉛めっきがあります。その歴史は、イギリスで亜鉛の精錬法が改善され大量生産が可能となり、フランスで亜鉛めっき法が発明される1740 年代初頭までさかのぼることができます。
鉄は大気中では酸化物に戻ろうとします。鋼材はめっき工程にたどり着く前に表面に酸化鉄が生成するため、溶融亜鉛が付着しにくくなります。そこで鋼材表面にフラックス(塩)を塗った後に溶融亜鉛に浸漬する方法がとられます。これが1837年に発明された「どぶ漬けめっき法(フラックス法)」で、この方法は現在の溶融亜鉛めっき法の原型となっています。
フラックス法は切り板には適していますが、連続的に製造しにくいため圧延されたコイルを連続的に高温加熱して水素で還元し、綺麗な表面にする方法が考案されました。それが溶融めっきのエポックメイクとなった「連続式溶融亜鉛めっき法(Sendzimir法)」の発明(1931年)です。新日鉄住金では1953年から1954年にかけて、このめっき法を導入しました。
(「NIPPON STEEL MONTHLY」2003 JUNE モノづくりの原点-科学の世界 錆との戦いより引用)
溶融めっきの仕組み
溶けた金属に材料(鋼板)を浸して表面にめっき金属を付着させる。自動車用鋼板、建材などの錆びやすい環境にある鋼材のめっき法として採用されている。
(「NIPPON STEEL MONTHLY」2003 JUNE モノづくりの原点-科学の世界 錆との戦いより引用)
表面処理鋼板の歴史
従来のめっきは、亜鉛のみの溶融亜鉛めっき、それにAlを5%添加した溶融亜鉛-5%Al合金めっき、および、さらにAlを55%添加したガルバリウム鋼板があります。
今回、20年ぶりに、Al、Mg、Siを添加した、抜本的な新めっき鋼板であるスーパーダイマ®を生産開始しました。
※ガルバリウム鋼板は新日鉄住金の登録商標です。
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