平面部の耐食性
溶融亜鉛めっきでも保護皮膜は形成されますが、粗いため水分・酸素を通し腐食が進行します。
スーパーダイマ®は保護皮膜が緻密であるため腐食の進行が抑制され安定化します。
スーパーダイマ®裸材沖縄暴露3年後の状況(屋外暴露試験結果)
スーパーダイマ®と各試材による沖縄暴露3年後の状況を見ると、スーパーダイマ®の外観は、赤錆の発生はなく良好です。さらに、溶融亜鉛めっきに比べて白錆発生が少なく、一番良好です。
サンプル | 片面めっき付着量 | めっき後処理 |
---|---|---|
スーパーダイマ® | 90g/m2 | 無処理 |
溶融亜鉛めっき | 135g/m2 | 無処理 |
暴露場所:沖縄
暴露期間:3年間(H11/12~H14/12)

平面部の耐食性(JASO結果)
サンプル | めっき種 | めっき付着量 | 表面処理 | 板厚 |
---|---|---|---|---|
スーパーダイマ® | Zn-11%Aℓ-3%Mg-0.2%Si | K18 | 特殊クロメート 処理 |
1.6mm |
溶融亜鉛めっき | Zn | Z27 | ||
ガルバリウム鋼板 | Zn-55%Aℓ | AZ150 |
試験条件:複合腐食試験(JASO M609-91法)
下記(1)~(3)を1サイクルとし、繰返す。
- (1)塩水噴霧 2時間(5%NaCℓ 35℃)
- (2)乾燥 4時間(60°C)
- (3)湿潤 2時間(50°C 湿度95%以上)

平面部の耐食性(塩水噴霧試験結果)

めっき層成分と耐食性(塩水噴霧試験[試験時間:500時間])

平面部の耐食性
塩水噴霧試験におけるめっき層の減少速度からみたスーパーダイマ®の耐食性は、溶融亜鉛めっき鋼板の約30倍と、極めて高い耐食性を有しています。
切断端面部の耐食性
スーパーダイマ®切断面で優れた耐食性を有しています。
屋外暴露試験結果
- 屋外での実暴露環境では切断面に軽度の初期赤錆が発生します。しかし、やがて安定した保護皮膜が切断面を覆いますので、長期的には腐食はほとんど進行しません。
- 初期に発生する赤錆は、時間の経過とともに保護皮膜の効果により、進行が抑えられ、端面を覆い目立たなくなります。
切断端面部の耐食性/中・後期(屋外暴露試験結果)
サンプル条件 | 板厚:3.2mm 片面めっき付着量:90g/m2/片面:K18 表面処理:無処理 |
---|---|
暴露場所 | (株)KANEYASU浦安工場 |
切断面の向き

切断端面部の耐食性/初期(屋外暴露試験結果)
サンプル条件 | 板厚:3.2mm めっき付着量記号:K27 表面処理:特殊クロメート処理(Y処理) |
---|---|
暴露場所 | (株)KANEYASU浦安工場 |


切断端面部の耐食性(塩水噴霧試験結果)

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