アルカリとアルミ・ガルバリウム鋼板との関係

非常に腐食に強いアルミの耐食性も、その表層の不動態皮膜によるものです。めっき層にアルミを55%と多く含むガルバリウム鋼板も同様の効果を発揮します。しかし、アルミは「アルカリ」に弱いという性質があります。

各種めっき鋼板の酸・アルカリに対する耐食性

pHの高いアルカリの条件では、ガルバリウム鋼板は腐食が非常に進行しますが、スーパーダイマ®は腐食が一番少なく良好です。スーパーダイマ®は強アルカリ環境(畜舎・堆肥舎、モルタル・コンクリート)で良好です。

各種めっき鋼板の強アルカリ下での耐食性

pH=12.5の強アルカリ溶液に浸漬した過酷な条件では、通常のめっきは100hrも経つと急激に腐食が進行しますが、スーパーダイマ®は300hr経っても腐食は低位安定しております。

スーパーダイマ®とガルバリウム鋼板の平面部の耐食性(JASO結果)

サンプル めっき種 めっき付着量 表面処理 板厚
スーパーダイマ® Zn-11%Al-3%Mg-0.2%Si K18 特殊クロメート
処理
1.6mm
ガルバリウム鋼板 Zn-55%Aℓ AZ150

試験条件:複合腐食試験(JASO M609-91法)

下記(1)~(3)を1サイクルとし、繰返す。

(1)塩水噴霧 2時間(5%NaCl 35°C)/(2)乾燥 4時間(60°C)/(3)湿潤 2時間(50°C 湿度95%以上)

切断端面部の耐食性(塩水噴霧試験結果)

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