1.外面腐食 - テープ巻きのみずみち

配管用炭素鋼鋼管(白ガス管) 50A 外面防食テープ巻
状況
  • 防食テープ巻が施されていたが、テープ巻きのラップ部で腐食していました
  • 使用期間4カ年で漏れ
配管
外観調査 亜鉛めっき鋼管の表面に防食テープを1層巻きつけたものであり、テープを除去したあとの鋼管表面にはスパイラル状の模様(みずみち)がついており、この模様に沿って腐食が進行し、一部は貫通に至っていました。
腐食原因 埋設鋼管を腐食性環境から防護するために、絶縁性被覆を施すことは防食理論にかなった適切な処置です。
しかし、その目的を達成するためには被覆材料を完全に鋼面に密着させて被覆することが必要条件であり、1ケ所でも被覆の損傷,欠落などによる短絡箇所があってはなりません。
短絡箇所があると、そこの部分が陽極部となり、集中的に腐食します。孔食度は、短絡箇所の面積が小さいほど電流密度が大きくなり、腐食は激しくなります。
おすすめコーナー
地中埋設鋼管には、日本製鉄の外面防食鋼管(VLP、NS-PEL)と対応する継手(外面被覆された管端防食継手、外面被覆されたメカニカルなど)のご使用をおすすめします。

おことわり

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