第3高炉改修工事に着手
2001/01/19

当所にある3基の高炉のうち第3高炉が1月19日に吹き止めし、改修工事に着手しました。
高炉(溶鉱炉)は一度火を入れて動かすと簡単に止めることはできず、十数年にわたって稼働し続けることになります。高炉では1500度の溶銑をつくっているので、炉内にはられた耐火レンガは、高温にさらされ徐々に損耗していきます。従って、吹き止めして炉内の耐火レンガを全面的に張り替える大掛かりな改修工事が必要となります。
当所の第3高炉の場合は、昭和61年に2回目の火入れをしてから15年間稼働を続け、この間に4330万トンの銑鉄を製造しました。
今回の改修工事では、炉内部のレンガ積み構造の変更などを行うことによって、炉容積を4063立方メートルから4822立方メートルに拡大し、コストダウン・省エネルギー・炉の長寿命化などを図ります。工期は120日の見込みで、5月19日に火入れを予定しています。
《第3高炉の設備履歴》
昭和46年 稼働開始
昭和57年 吹き止め
昭和61年 第2次操業 火入れ
平成13年 今回(第3次)改修 火入れ