「線材品質の匠」佐原さん  栄えある黄綬褒章を受章

2014/11/11
業界屈指の高い技能で線材製品の品質管理を支える

当所のスチールマイスター「線材品質の匠」で2013年の「現代の名工」を受賞した線材管理室の佐原進さん(65歳)が、このたび2014年秋の黄綬褒章を受章しました。

佐原さんは1968年に釜石製鉄所へ入社し、君津転勤後も一貫して線材製品の品質調査・解析業務に従事してきました。品質異常時のサンプルから、手作業での研磨、顕微鏡観察、解析・判定から原因究明を行い、線材品質の改善に結びつける、業界屈指の極めて高い技能を有しています。その技能は、髪の毛以下の太さのワイヤを手作業で研磨し、指先に伝わる振動の微妙な変化で介在物の有無を感じ取るという驚くべきものです。

黄綬褒章は、農業、商業、工業などの業務に精励し、他の模範となるような技術や業績をたたえるもので、国が定める褒章の一つです。2014秋の受章者は85人、そのうち当社からは佐原さんを含めた6人が選ばれました。

褒章伝達式は11月11日、11時より東京・厚生労働省中央合同庁舎で行われ、塩崎厚生労働大臣より表彰状とメダルが授与されました。同日午後には皇居「春秋の間」において天皇陛下に拝謁しました。

佐原さんは「今回の受章は、多くの先輩、上司、同僚の長年にわたるご支援の賜物と感謝しております。調査解析業務は、関係各位の知恵と技術を結集したもので、新日鉄住金の総合力が高く評価されたものと受け止めています。さらなる技術力向上のため、技能伝承に努めていく所存です」と、受章についてコメントしています。



栄えある黄綬褒章を受章した佐原さん



本社で黄綬褒章受章の報告後に記念撮影
(写真左から佐久間副社長、佐原さん、奥様、友野副会長)







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