第3高炉火入れへ準備着々 -鏝入れ式-

2001/03/27

1月19日から本格的に改修工事に着工している第3高炉は、炉体の鉄皮更新、ステーブや炉頂装入装置の据え付けなどの主要工事を行い、3月末からはいよいよ炉底のレンガ積み工事に入りました。これに先立ち3月27日には第3高炉炉底で、製銑部関係者をはじめ、所幹部、工事関係者らが出席して、工事の安全と炉の安定操業を願い、鏝(こて)入れ式が行われました。鏝は、築炉職人が使う道具の一つで、高炉改修工事の段階で築炉(レンガ積み)を始める際に行われている儀式です。
炉底に祭られた祭壇前には、製銑部代表者8人のそれぞれの言葉が揮毫された重さ27キロのレンガが並べられ、中村高炉工場長を筆頭に、一人ひとり順番に「えいっ、えいっ」と力強い掛け声をかけながら、木槌でレンガの東西南北を打って、鏝入れ式をとどこおりなく終えました。
レンガ積み工事終了後、第3高炉では5月19日の火入れに向けて、本格的な立ち上げ準備を進めていきます。


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