第2高炉・4号熱風炉で鏝入れ式-工事の安全と高炉の安定操業願う

2007/03/22

写真手前・銀色に輝く新設の4号熱風炉

鏝入れの儀式を行う栗原製銑部長

当所の第二高炉は、1969年10月の操業開始以降、約37年間にわたり3基の熱風炉により操業してきました。熱風炉は、空気を温めて1200度以上の高温にして高炉に送風する設備で、高炉炉内の燃焼に重要な役割を果たしています。

このたび当所では、第二高炉の今後の安定操業を継続しつつ、既設熱風炉の補修を円滑に実施するために、2006年1月から4号熱風炉の新設工事に着工しました。

今般3月22日に、新熱風炉内内側の耐火レンガ築炉の開始に先立ち、工事の安全と稼働開始後の操業安定を祈念して、鏝入れ式が炉内で行われました。

鏝入れ式では、祭主の栗原製銑部長以下、所内関係者、エンジニアリング、工事関係の代表者10人がそれぞれの思いを込めた言葉をレンガに揮毫し、一人ひとり木槌でレンガの東西南北を打って鏝入れの儀式を無事終えました。代表者によって揮毫された10枚のレンガは、4号熱風炉の炉底に据えられ、本年 10月末の操業開始に向けて工事が進められます。

※鏝入れ式とは、高炉建設や熱風炉建設工事において、築炉工事の始めに工事の安全・操業の安定などを願う文字が揮毫(きごう)されたレンガを据え付ける神事。今回、君津としては、32年ぶりの熱風炉新設に伴い行われた。


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