所長就任式 新体制スタート

2018/04/02



君津地区で就任あいさつをする小野山所長

東京地区で就任あいさつをする小野山所長



第20代所長に小野山修平常務執行役員が就任

4月1日付の人事異動に伴い、第20代所長に小野山修平常務執行役員(前・本社技術総括部長)が就任しました。君津地区での所長就任式は4月2日に本館コミュニケーションホールにて直協管理職を集めて行われ、同日午後には東京地区での就任あいさつが行われました。

小野山所長は、「皆さんと一緒に2018年の所のスローガンにもなっている『示せ!君津の総合力 実現「真」のベストミル』の実現に向けて共に取り組んでまいりたいと思います。ぜひ何でも率直な意見をいただきたいと思います。

所長就任にあたり、君津製鐵所の運営方針について述べたいと思います。これまでに井上所長が皆さんに明確に示されてきた5つの方針~①「持続的事業基盤」の整備・強化、②「50年後を見据えた」製造基盤の整備、③国際コスト競争力の強化、④一貫商品競争力の強化、⑤中核製鐵所としての他所との連携強化を含めた全社最適生産体制の追求~を継承し、君津製鐵所の将来の成長に向けた取り組みを推進してまいります。この5つの方針を着実に進めていく上で、私は所内で働いている皆さんにできるだけ『明るく楽しく』働いていただける所の運営を目指したいと考えています」と、今後の所運営方針を述べました。

あいさつの中では、『明るく楽しく』働くための基本は安全・環境・防災であることを強調し、「皆さんにお願いしたいことは『日ごろから小さなことをおろそかにしない。職場のほころびの芽を小さな段階で摘み取る』ということです。日ごろの小さなルール違反を見逃していると、どこかでこの程度は大丈夫という(潜在)意識が生まれ、それが次のルール違反を生み、やがて大きなルール違反につながる、という考え方(割れ窓理論)です。各現場では日頃から当たり前のこととして行われていることとは思いますが、今一度、これを機に徹底をお願いしたい」と、基本となる安全のスタンスを述べました。

また、東京地区の閉鎖については「当社は3月2日に公表した中期経営計画の中で、東京地区の生産を2020年5月を目途に休止する旨を発表いたしました。今回の決断は会社としても全社最適化の観点に立った上での苦渋の選択でありますが、東京地区の皆さんにはいろいろ思い悩まれることも多いと思います。会社としても皆さんの思いに丁寧にお答えしていきます。皆さんは当所の大切な仲間であり、君津製鐵所の中期経営計画の実行に際して必要不可欠な人材であります。今回の会社施策にご理解をいただいた上で、今後も君津地区において仲間とともに、当所を真のベストミルとすべく、その一翼を担っていただきたいと強く考えております」と、今回の決断への思いを紹介しました。

最後に「当所がこの地で50年を超える長期間にわたり鉄造りを続けることができたのは、関係協力会社や労働組合の皆さんのご協力はもちろんのこと、地域の皆さんの絶大なご理解とご支援があったからこそであります。『地域とともに』を常に心がけ、地域から信頼され、愛される製鐵所であり続けるべく、引き続き力強いご支援をいただきながら、君津製鐵所のすべての関係者の『皆さんとともに』真のベストミルを実現してまいります」と、真のベストミル実現へ向けての強い決意を表し、あいさつを締めくくりました。

なお、井上昭彦(前)所長は副社長執行役員、技術開発本部長(※)として転出されました。(前所長の離任式は3月29日に本館コミュニケーションホールで行われました)
 ※井上副社長は6月下旬開催予定の第94回定時株主総会をもって代表取締役副社長に就任予定。



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