皇太子殿下ご来所

2015/03/05
皇太子殿下は第四高炉、熱延工場などをご視察

皇太子殿下は、日ごろより国内の企業視察をされていますが、この一環として3月5日に当所へご来所になりました。皇室の方の当所のご視察は、1995年に天皇陛下がご来所になって以来20年ぶりのことです。

当日は春の陽光がふりそそぐ好天の下、午前10時に当所本館にお車でご到着、経済産業省の黒田製造産業局長、当社から宗岡会長、友野副会長、井上所長が出迎える中、笑顔であいさつされてゲストホールにお入りになりました。皇太子殿下は、宗岡会長と友野副会長から鉄鋼業および当社についての概要説明をお受けになり、井上所長の案内で工場視察にご出発になりました。

最初に足を運ばれたのは、第四高炉お立ち台。このお立ち台は1995年9月に天皇陛下がご視察になった際に、第四高炉の外観をご覧いただくために設置した見学場所で、それ以来、所内では「お立ち台」と呼ばれています。お立ち台では、鉄造りのスタートとなる製銑・製鋼工程についての説明をお聞きになり、皇太子殿下は鉄鉱石や石炭、コークスなどの原料サンプルを興味深くお手にとってご覧になりました。続いて熱延工場にご移動になり、参観デッキを歩きながら、ダイナミックにして繊細な制御が行われている熱間圧延の様子を間近でご視察になりました。最後のテクノロジーセンターでは、当社が誇る自動車鋼板の高強度化や衝突安全化などの材料開発の取り組みについてご紹介をし、皇太子殿下は井上所長の説明に頷きながら高い関心をお示しになりました。

本館に戻り、ご視察の様子について記者から質問を受けた井上所長は、「皇太子殿下は第四高炉では原料サンプルの鉄鉱石をお手にとられ、重たい石ですねとおっしゃられました。また熱延工場では迫力のあるプロセスですねとのお言葉をいただきました。テクノロジーセンターでは、当社の材料開発の幅広い取り組みに大変ご興味をお持ちいただいたようです。私の説明に対しては、一つ一つ丁寧に確認されながら熱心にご視察いただきました」と話しました。

井上所長が本館玄関でお出迎え

会長、副会長に笑顔であいさつされる皇太子殿下

第四高炉お立ち台で製銑・製鋼工程をご紹介

鉄鉱石をお手にとられる皇太子殿下

テクノロジーセンターでは、当社の自動車鋼板開発
の取り組みをご紹介

井上所長の説明に熱心に耳を傾けられる皇太子殿下


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