2013年度所地震防災訓練 初の全停電を想定した訓練を実施

2013/06/12

 東南海地震や首都直下型など巨大地震の発生が心配される中で、2013年度所地震防災訓練は6月12日、直協社員が参加して行われました。同訓練は、大規模地震に対するリスクマネジメントの一環として、指揮命令系統・役割の再確認、現場の実践即応力向上、潜在リスク・課題の抽出による所全体の防災パフォーマンスの維持・向上を図ることを目的としています。
 今回の訓練では、震度VI加速度399ガル(関東大震災クラス)の突発型地震が発生し、製銑原料石炭ヤードをはじめした9カ所での火災事故、ガス、酸・アルカリ、油、放射線などの漏えい事故全48カ所での防災事故が想定されました。また、今回は初の試みとして2系統ある東京電力からの受電係が両方ともダウン、君津共同火力がすべて停止の所内全停電を想定した訓練も導入されました。
 15時に「地震発生」の放送が構内に流れると同時に、直協社員全員参加による避難訓練をはじめ、本館への所地震対策本部の設置(人員、資機材確認)、情報伝達、緊急対応、発災対応、設備復旧など各項目別に、事務所や現場において避難ルートや対応手順についての確認が手際よく行われました。緊急対応訓練の中の救急、救護については、展示ホールにトリアージを開設して、負傷者の受け入れ方法や応急処置などを実践しました。



 

 本館2階に設置された所地震防災対策本部

 

 展示ホールにはトリアージを設置




このページの上部へ

ここからフッター情報です