水中ストラット工法

「水中ストラット工法」は、鋼管杭や鋼管矢板による構成された根入れ式ラーメン構造を、海中部において水中ストラット部材で補強した工法で、護岸・岸壁・桟橋・防波堤等に適用が可能です。
水中ストラット部材の補剛により、高い構造強度の発揮と、杭本数の削減や杭仕様の合理化による経済性の向上が図られるとともに、施工時に岸壁の後背地を利用しながら、岸壁構造の更新、増深、耐震強化等が可能であり、これらの新設やリニューアルに適する工法です。

特長

1. 岸壁更新への高い適用性

  • 背後施設はそのままで、岸壁の増深・補強が可能

2. 構造性能の向上

  • 斜材を配置し、水平外力を軸力へ変換
  • 地盤の鉛直・水平支持力を有効に活用した合理的な構造
  • 耐震性が向上し、大水深構造への適用が可能
  • 杭本数の減少、杭の小断面化が可能

3. 省スペース施工が可能

  • 控え工が不要になるため、構造占有幅が減少

4. 急速施工が可能

  • 杭本数の減少・小断面化による施工能率の向上
  • 工場製作部材の使用による施工の簡略化
  • 地盤改良の省略・範囲縮小が可能

施工手順例

①鋼管矢板打設②鋼管杭打設③水中ストラット部材取付④コンクリート打設⑤格点部グラウト材注入(⑤→④の場合もあります。)⑥埋立/完成

格点部の接合と固定方法

  • 鋼管杭と鞘管の二重管構造(メカニカルグラウド接合)
  • 鋼管杭と鞘管の間にグラウトを充填し一体化
シアキー方式

鉄筋等をシアキーとして使用

応用構造

消波タイプ
(フィン式)

後方杭タイプ
(前面鋼管矢板構)

中詰土タイプ
(前面鋼管矢板スリット構造)

実績例

施工実績

用途 名称 施工場所 設計水深 施主 着工時期
係留施設(岸壁) 釧路港東港区中央埠頭–7.5m岸壁 釧路市 –7.5m 北海道開発局 1990
名古屋港稲永埠頭物揚場築造工事 名古屋市 –4.0m 名古屋港管理組合 1993
苫小牧港西港商港地区改良工事 苫小牧市 –14.0m 北海道開発局 1994
虻田漁港–3.5m岸壁改良工事 虻田町 –3.5m 北海道 1996
標津漁港–4.0m耐震岸壁 標津町 –4.0m 北海道 1998
室蘭港入江地区岸壁 室蘭市 –9.0m 北海道開発局 1999
小樽港北浜–7.5m岸壁 小樽市 –7.5m 小樽市 1999
小樽港北浜–5.5m岸壁改良工事 小樽市 –5.5m 小樽市 1999
高知港潮江埠頭耐震強化岸壁 高知市 –7.5m 高知県 2000
徳山下松港新南陽地区–12m岸壁 徳山市 –12.0m 中国地方整備局 2001
石狩湾新港–14m岸壁 石狩市 –14.0m 北海道開発局 2002
室蘭港築地地区–8m岸壁 室蘭市 –8.0m 北海道開発局 2002
加茂漁港地域水産物供給基盤整備工事 隠岐の島町 –8.4m 島根県 2003
広域漁港整備事業日向漁港 美浜町 –9.5m 福井県 2004
室蘭港築地地区–10m岸壁他改良工事 室蘭市 –10.0m 北海道開発局 2006
函館港中央ふ頭地区岸壁改良工事 函館市 –9.1m 北海道開発局 2009
北浦漁港–4.0m岸壁改良工事 延岡市 –4.0m 宮崎県 2010
唐津港東港地区岸壁–9m改良耐震工事 唐津市 –9.0m 九州地方整備局 2010
係留施設(桟橋) 大崎(発)1号系列揚炭他桟橋工事 広島県 –7.5m 中国電力(株) 1997
防波堤 小樽港色内地区防波堤建設工事 小樽市 –8.3m 北海道開発局 1995
橋梁 追直漁港建設工事 室蘭市 –10.5m 北海道開発局 2007

カタログ

水中ストラット工法 (1.83MB)PDFファイル

  • 水中ストラット工法の特長
  • 水中ストラット工法の概要
  • 水中ストラット工法の施工手順例
  • 格点部の構造と固定方法
  • 応用構造
  • 実績例
  • 施工実績

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