住友金属混声合唱団 全日本合唱コンクール全国大会で25年連続金賞受賞

2011/11/21

  • 住友金属工業株式会社

1.全国大会結果について
住友金属混声合唱団(団長:副社長 小塚修一郎)は、11月20日(日)に青森市文化会館大ホール(青森市)で開催された第64回全日本合唱コンクール全国大会職場部門で、金賞とカワイ奨励賞を受賞しました。

 住友金属混声合唱団の金賞受賞は25年連続(1987年~2011年)、通算29回目です。金賞25回連続受賞の職場部門新記録を今年も更新中です。

 また、2012年11月に富山市芸術文化ホールで行われる第65回全日本合唱コンクール全国大会職場部門への出場権も獲得しました。

2.演奏曲について
課題曲:「やわらかいいのち」(詩:谷川俊太郎 作曲:松本 望)

      「やわらかいいのち」は、現代の日本を代表する詩人のひとり、谷川俊太郎の作品です。「思春 期心身症と呼ばれる少年少女たちに」という副題がついていて、5編構成です。
     詩のイメージを訴えてくるように作曲した松本望は、新進気鋭の女性作曲家です。

    自由曲:「手に一本の百合を持ち (With a Lily in Your Hand)」(詩:ガル―シア・ロルカ )
             「小さな木 (little tree)」(詩:エドワード・エスリン・カミングス)        
     作曲は、どちらも1970年生まれのアメリカの現代作曲家エリック・ウィテカーです。
      「手に一本の百合を持ち」は、20世紀のスペインを代表するロルカの詩です。内容は、別れた恋人への愛がテーマの英語の詩です。冷やかにまた情熱的にフラメンコのようなリズムと独特なスペイン風の音階を使った曲です。

    「小さな木」は、1894年生まれのアメリカの詩人カミングスの作品。子供向けの絵本にもなっている可愛らしい詩です。小さなクリスマスツリーと幼い少年の物語に、冬の冷たさやツリーのキラキラと輝く様子を音で表現した曲がつけられています。

 現代作曲家による内容も曲想も全く違うそれぞれの音楽を、いかに繊細にのびやかに歌うかが課題でした。本番では、豊かなハーモニーをホール一杯に届けることができました。

3.住友金属混声合唱団について

  1947年、大阪にある製鋼所の混声合唱同好会と尼崎の鋼管製造所(現在の特殊管事業所)の泉友会コーラス部を統合し、扶桑金属混声合唱団としたのが創立です。1952年、現在の「住友金属混声合唱団」の名称となりました。
  コンクール以外では、ほぼ4年に1度、大阪でリサイタルを開催し、各事業所所在地での演奏会や、島根県隠岐島や福島県郡山市からのお招きを受け地元の演奏会などで活動しています。
  今年は、6月に大阪で、7月には東京で、リサイタルを開催しました。東京でのリサイタルは初めてです。10月には、京都で開催された国内最大の文化祭典「第26回国民文化祭」に大阪府の職場合唱団の代表として参加するなど、広く活躍しています。

以上

<参考>全日本合唱コンクールの賞について
・コンクールは、5つの部門(中学・高校・大学・職場・一般)で行われます。
住友金属混声合唱団は職場部門に出場。
・9人の審査員が、部門ごとに、出場団体に順位を付け、総合評価が一定水準を超えると金賞が与えられます。
・カワイ奨励賞は、大学・職場・一般部門で、日本人作曲家の作品を歌った団体の中から、優秀な2団体に贈られます。

撮影:(株)大阪フォトサービス

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