株式会社エス・エス・シーが岩手県に新コイルセンター工場設立
- 東北復興とトヨタ自動車株式会社殿のクルマづくりに貢献します -

2011/08/25

  • 株式会社エス・エス・シー
  • 関包スチール株式会社
  • 住友金属工業株式会社
  • 住友商事株式会社
  • 住金物産株式会社

株式会社エス・エス・シー(社長=西野隆夫・住友金属専務執行役員、以下SSC)(注1)は、新たに岩手県進出を決定し工場用地を取得します。同社は関包スチール株式会社(以下、関包スチール)、住友金属工業株式会社(以下、住友金属)、住友商事株式会社(以下、住友商事)と住金物産株式会社(以下、住金物産)が出資・運営するコイルセンターです。
トヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ自動車)殿は、「トヨタ第3の国内生産拠点」と位置付けた東北圏への系列の自動車エンジン・車体メーカーの進出を推し進めるとともに、日本におけるモノづくりを一層強化しようとする検討を始めています。これにともない既に多数の自動車部品メーカーも東北地区に進出しています。
そのような中でSSCは岩手県に新コイルセンターを建設して、自動車車体・部品メーカー向け薄板について、納期向上、輸送コストの削減、安定供給を実現する鋼板加工拠点を目指すとともに、東北復興の一助となるべく事業を推進してまいります。


1.新コイルセンターの概要

(1)場 所: 岩手県奥州市江刺区岩谷堂字柳沢94番4(敷地面積 約3,800坪)
(2)設 備: スリッター1台(加工能力:7,000トン/月)(スタート時)
(3)稼 働: 2012年6月(予定)
(4)特 色: 関東自動車工業株式会社の岩手工場殿(岩手県胆沢郡金ヶ崎町)、セントラル自動車株式会社の宮城工場殿(宮城県黒川郡大衡村)とトヨタ自動車東北株式会社殿(宮城県黒川郡大和町)の間に位置しております。
  SSC(名古屋)で培った品質・デリバリー対応力を東北地区に移植し、東北の鋼材加工の中心拠点に成長させて参ります。(例.SSCで運用している『異材防止システム』等の導入)

2.SSCグループの3極展開について
SSCは愛知県の本社工場に続き、福岡県にエス・エス・シー九州株式会社(注2)を設立して、コイルセンター事業とTWB(テーラードブランク)事業(注3)を展開し、トヨタ自動車九州株式会社殿(福岡県宮若市)や関連の自動車部品メーカーの安定的な生産に貢献しています。
愛知県・九州地区に東北地区が加わったトヨタ自動車殿の国内生産3極体制が本格化するのに対応し、SSCは、この新コイルセンターを加えてできあがる3拠点体制と鹿島製鉄所をリンクして、『S・Q・C・D(=Safety(安全)・Quality(品質)・Cost(コスト)・Delivery(納期))をモットー』に貢献していきます。

1)株式会社エス・エス・シー(SSC)
本社工場:愛知県海部郡飛島村金岡四番地
設 立: 1987年12月
資本金: 3,000万円
株 主: 関包スチール(51%)、住友金属(19%)、住友商事(15%)、住金物産(15%)
加工能力:30,000トン/月

2)エス・エス・シー九州株式会社(KSSC)
本社工場:福岡県糟屋郡久山町山田2305-1
設 立: 2006年10月
資本金: 7,000万円
株 主: SSC(70%)、関包スチール(25%)、阪和興業株式会社(5%)
加工能力:10,000トン/月

3)TWB(テーラードブランク)(Tailor Welded Blank)
板厚や強度の異なる材料を溶接した鋼板を、溶接後プレス成形することにより、部位によって板厚や強度が異なる部材を製造して、軽量化やコスト削減を図る技術です。

以 上


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